温室脇で可愛らしい花を咲かせていたのはヒトリシズカ(一人静)です。
花山の四季
ヒガンバナの谷の上の傾斜地で、ひっそりとシラネアオイ(白根葵)が咲いていました。
リョウブ(令法)が新芽を出していました。
リョウブ(令法):リョウブ科
リョウブ(令法)の若芽は「リョウブ飯」として食べられるらしい・・そこで大柿花山に協力していただきリョウブの若芽を摘み「りょうぶめし」を試すことに。
さっとリョウブの若芽をゆがきアク抜きし、それを刻んで炊きたてのご飯に混ぜれば出来上がり。今回はご飯を昆布出汁で炊いて少しの塩とリョウブを混ぜて完成させました。若芽の緑が美味しそうで春にふさわしいご飯・・・しかし、それほど香りがあるわけでもなく、くせもないのだが「味はいまひとつ」でした。もう少し研究が必要かもしれない。
リョウブはまず、塩を一つまみ入れたお湯でゆがいたあと、水にさらしてアク抜きをします。それをきざんで塩とともに炊けたご飯に混ぜ込んで、しばらく蒸らしたら完成。
豆狸の狩猟・採集的生活のススメ:リョウブ
あいにくの雨ですが山はこんなに鮮やかでした。明日は良い天気になりそうです。椿、桜、レンギョウ、モクレンともに満開、桃のピンクや赤も目立ってきました。花いっぱいの山を見るなら今週がお勧めです。
写真提供:大柿花山 大出
野草園のキバナカタクリは、写真のように蕾が大きくなってきましたが、咲くのはもう少し先のようです。
コース5番近くで咲いている赤紫のモクレン属の花はマグノリア・アレキサンドリア。
花は内側が白、外側が濃い赤紫。
コース中にしな垂れた枝に「白い斑入りの赤花」をたくさんつけている椿がありますが、これは孔雀椿(クジャクツバキ)です。
栃木市の太平山への山道の途中、国学院大学の向かい側に太山寺(たいさんじ)があります。ここには樹齢約360年と言われるしだれ桜(ベニシダレ)があり、早朝見に行ってきました。太山寺の桜は丁寧に管理され、その周辺にも多くの桜が植えられているとても美しい場所でした。
少し花の盛りが過ぎており、花の色が淡くなっていましたが、その堂々とした姿は健在でした。
栃木市で古くから有名な太平山の桜が満開になっていました。混雑するので出かけたのは早朝、これなら車でスイスイと見てこられます。山頂から桜越しに見下ろす街並みだけでなく、近くには岩船山、天候が良ければ遠くに東京スカイツリーも見えるはずです。
昔、太平山山道の桜並木はとても綺麗と感じたのですが、老木が多いことや、道ぎりぎりに植えてあるため生育が良くないためか、今では「それほどでもない」というのが正直なところです。
良い天気に恵まれた今日、大柿花山を歩いてみました。入り口のソメイヨシノは7分咲きくらいになり、多くのハナモモ(花桃)も咲き始めました。土曜日の天候が心配ですが、今週末は椿に加え、レンギョウの黄色、そして桃や桜でピンク色に染まった山が楽しめそうです。
ニュースでは宇都宮のソメイヨシノが、咲き始めてから4日で、今日満開になった伝えていました。栃木市のソメイヨシノもほぼ満開と考えて良さそうです。
ソメイヨシノは種子では増えないので、すべて接木などで増やしたものだそう。そしてすべてのソメイヨシノは元をたどればかなり限られた数の原木につながり、すべてのソメイヨシノがそれらのクローンともいえるのだそうだ。
ソメイヨシノはエドヒガン系列の桜とオオシマザクラの雑種が起源である可能性が高い。「吉野桜」と表記する場合もある。
wikipedia/ソメイヨシノ
大柿花山のあちこちでハクモクレン(白木蓮)が満開になっていました。雨や寒さに弱いので、美しい姿が楽しめる期間はそう多くないようです。