杉林の下の湿地エリアにエンレイソウ(延齢草)が咲いていました。大きな白花のオオバナノエンレイソウと違って、こちらは小さな緑色の花と質素ですが、実際にはこの部分はガク。
写真提供:大柿花山
杉林の下の湿地エリアにエンレイソウ(延齢草)が咲いていました。大きな白花のオオバナノエンレイソウと違って、こちらは小さな緑色の花と質素ですが、実際にはこの部分はガク。
写真提供:大柿花山
今年も、野草園の奥でシラネアオイ(白根葵)が花を咲かせていました。
シラネアオイは日光白根山周辺の自生が有名でしたが、その自生地ではシカによる食害の影響もあり絶滅が危惧されています。
野草園に小さなピンク色のツツジかシャクナゲのような花がありますが、有鱗片シャクナゲ(ユウリンベンシャクナゲ)だそうです。
大柿花山で最も多く咲いているムスカリは下のブルーの品種ですが、
野草園北側には白花のムスカリも咲いています。この白花のムスカリを調べてみると「ボトリオイデス アルバム」というブルーとは別の品種のようです。
ブルーのムスカリに混じって、こんなムスカリも咲いていました。調べたところムスカリ ラティフォリウムのようです。
足湯ガーデンにアミガサユリ(編笠百合)が咲いていました。
バイモの別名がアミガサユリですが、私はバイモよりアミガサユリ(編笠百合)のほうがしっくりきます。
江戸時代、中国より鎮咳、止血、解熱などの薬用植物として渡来したが、野生化したりして各地に広がった。名前は球根が2枚貝に似ていることからだが、花びら内側の網目模様から、アミガサユリとも呼ばれている。
四季の山野草(バイモ)
アミガサ模様といえば・・園内に網目模様のキノコが生えていました。そのまま「アミガサタケ」でしょう。
このキノコは食べられるのか?
優秀な食用キノコの一つであるが、子実体には微量のヒドラジンを含むため、生食することは避けるべきであるとされる。また、調理されたものであっても、アルコールとともに食べると酔いを深め、悪心や嘔吐の原因になるともいわれている
wikipedia:アミガサタケ
トサミズキやヒュウガミズキは、ミズキの名がついてもマンサク科なのですが、その新芽をマンサクと比べてみると、なるほどどれも良く似ています。
これはマンサクの新芽
トサミズキの新芽
ヒュウガミズキの新芽
似た植物:コウヤミズキ
野草園にある淡い青の「ムラサキケマン」のような花が咲いていますが、これはヤマエンゴサク(山延胡索)のようです。
ムラサキケマン(紫華鬘)の花が咲き始めました。
ヤブレガサ(破れ傘)は、若い葉が土から出たときの姿を「すぼめた破れ傘」に見立てたのが名の由来ですから、見頃はこの時期でしょう。
写真提供:大柿花山
ヤブレガサは少し暗めの林の中にはどこにでもありますが、野草園には、ちょっと不気味な「それ」があります。葉脈が黄色になっているもので、亀甲斑と呼ばれているヤブレガサでしょうか。