山は少しずつ春色に染まっています、山の所々で紅梅(コウバイ)が咲いていました。
花山の四季
この時期、山のあちこちで満作が咲いていますが、空を見上げないと気づかないのが自生のマンサク。園芸品種に比べ花は小さく淡い黄色、あるいは淡い黄緑色です。
ひときわ鮮やかな紅色のマンサクも咲いています。自生のマンサクに比べ花は大きく花弁はまるで細い紙で作ったような感じです。
このマンサクは日本に自生する種類ではなくアメリカ産のハヤザキマンサク(早咲き満作)の変種と思われます。
別名: ベニバナマンサク
この時期、褐色の葉をつけたまま黄色の花を咲かせている満作(マンサク)がありますが、おそらく支那満作でしょう。
タイトルは「シナマンサク」としていますが、ハマメリス・インターメディア、あるいはハマメリス・ベルナリス(ハヤザキマンサク)が正しいのかもしれません。下は2月14日に撮った写真。
この時期に、枯葉が残ったままの姿で花をつけるのが支那満作(シナマンサク)の特徴で、甘く強い香りがあります。原産地は中国で、1879年に発見されて同年にイギリスに渡ったとされています。このシナマンサクと満作(マンサク)を掛け合わせた品種が「ハマメリス・インターメディア」と呼ばれるもので、多くの品種があるようです。
大柿地区にも、今年初めての雪が降りました。雪がアースカラーだった冬の山々を真っ白に染めています。
雪の中、鮮やかな黄色の花をつけいるのはロウバイ。現在、園内のあちこちで多くのロウバイ(蝋梅)が咲いています。
花期の長いロウバイですが、そろそろ終わりに近いかもしれません。
今、北風の中にロウバイが咲いています。逆光に黄色の花弁が透けて美しい。ロウバイはあたりに良い香りを漂わせ、まるでそこにだけ「春」が来たかのようです。
秋の澄んだ空にこのシルエットの植物は、ご存知の方も多いでしょう・・
これはウドの実です。
写真提供:大柿花山
逆光線に浮かび上がるクモの糸が美しい、大柿花山の秋の一コマです。
写真提供:大柿花山
釣舟草の脇にヒヨドリバナに似た感じの白花が咲いていました。調べてみると北アメリカ原産のキク科の多年生植物「マルバフジバカマ」に似ていますが・・確認中。
マルバフジバカマ
日本には1896年に渡来した。1915年頃から神奈川県箱根町の強羅周辺に逸出品が見出されている。これは強羅公園に植栽されたものが広がったと考えられている。1935年頃には隣接する小湧谷まで広がった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/マルバフジバカマ
イヌサフランのことですが、この花はちょうどヒガンバナが終わる頃に咲き始めます。
コルチカムもヒガンバナ同様に花が終わったあとに葉が出てきます。
別名: イヌサフラン
アキノウナギツカミ(秋の鰻掴み)が花をつけていました。花は小さく花弁が5つのように見えますが実際はガク。
アキノウナギツカミは、一見ヤノネグサ?と思うかもしれません。しかし茎に刺があること、葉が茎を抱いているので区別できます。
ウナギツカミの自生はかなり稀。ホソバノウナギツカミ、 ナガバノウナギツカミの自生も稀とされる。またナツノウナギツカミもあるが自生地は別名リュウキュウヤノネグサの名のとおり鹿児島、沖縄に限られる。