キバナカタクリで埋め尽くされた野草園に、ムサシアブミ(武蔵鐙)が葉を広げています。ムサシアブミは人が馬に乗る時足をかける「アブミ」に似ている筒状のものをもつことから、こう呼ばれます。
花山の四季
大柿花山のあちこちでシャクナゲ(石楠花)が咲いていました。
野草園から2番へのコース中に、鮮やかな紫色の花をつけていたのはラショウモンカズラ(羅生門葛)。角度によっては動物の顔のように見えると思うのだが、私だけだろうか・・。
2番へのコースのラショウモンカズラ(羅生門葛)のちょうど反対側にも、美しいブルーのシラネアオイ(白根葵)が咲いていました。
クマバチが頻繁に訪れているのは、花をいっぱいにつけているナツグミ(夏茱萸)です。
葉の表面は緑色で、裏面には灰白色の鱗状毛が密生
ワスレナグサを思わせる美しい花なのですが・・・残念ながら花の直径が2、3mmほどしかありません。レンズを通しているから美しく見えるようなもので、普通は気がつかないでしょう。この時期には、コース脇にたくさん咲いています。
別名、タビラコとも呼ばれるが・・
似た花:ハナイバナ、ワスレナグサ
足湯ガーデンのムスカリの八重のような花が咲いていますが、調べたところムスカリ ブルースパイクでしょうか。
18時10分からのNHK「首都圏ネットワーク」において、栃木植物園として大柿花山のキバナカタクリの様子が紹介されました。30秒程のビデオクリップのみでしたが、キバナカタクリの可愛らしさは伝わったでしょうか?
現在キバナカタクリは80%以上開花しており、連休前半の28日~30日には満開に近いキバナカタクリが楽しめます。
大柿花山は雨で少し霞んでいたのですが、ピンクや白の桃は少し暗めの空の下でも美しく見えました。時には雨の日の花も良いものです。
写真提供:大柿花山
色鮮やかなシャクナゲ(石楠花)が咲き始めました。
写真提供:大柿花山
良い天気が続き、野草園の黄色のカタクリ(キバナカタクリ)の開花が進んでいます。現在開花した株は70%以上でしょう。見るにも撮るにも今が最高です。今週末(28日,29日)迄には満開になると予想されますが、お早めにお越しください。
※ 4月27日、NHKの「首都圏ネットワーク」で大柿花山の黄色のカタクリ(キバナカタクリ)が紹介されました。
野草園の一番奥に、大きな花で花つきの良いツクバネウツギが咲いていました。そう、これはツクバネ(萼片)が1つだけが短いのが特徴の「オオツクバネウツギ」です。
このようにツクバネ部分を写真に撮っておけばツクバネウツギとの区別は簡単かも。