花山の四季

リコリス・黄花陝西(89)

黄色の早咲き彼岸花が咲いていました。品種は名前から中国産と思われる黄花陝西(きばなせんせい)

リコリス・白花短芯(88)

早くも彼岸花の仲間が花を咲かせはじめました。これは大柿花山にある彼岸花サンプルの1つで、品種は「白花短芯」。

キツネノマゴ(狐の孫)

キツネノマゴ(狐の孫)が咲き始めました。

キツネノマゴは、キツネノマゴ科 キツネノマゴ属ですが、その「キツネノマゴ属」で日本に生育するのは、このキツネノマゴだけのようです。但し、鹿児島県南部のトカラ列島から沖縄にかけては、キツネノマゴの変種であるキツネノヒマゴが分布する。

オオヒキヨモギを探すには?

オオヒキヨモギは、大柿花山の西ハウス周辺に多くみられます。しかし、どのような場所に生えているのかわからないと探しずらいですね。とりあえず西ハウス近くのトレッキングコース脇の法面を注意深く見てください。容易に数十株くらいは発見できるはずです。

この写真でオレンジ色の↓がオオヒキヨモギです。その花は小さく近くで見ないと気づかないかもしれません。

クサノオウ(草の黄)

この時期に見かけると何の花かと思うかもしれませんが、ケシ科のクサノオウ(草の黄)ですね。

雁首草(ガンクビソウ)

この植物は花のつき方から、雁首草。

雁(がん、かり)は、カモ科の水鳥の総称。 その雁の首がキセルの頭部に似ているところから、それを雁首(がんくび)と呼びます。

水玉草(ミズタマソウ)

ミズタマソウが咲いています。ミズタマソウを逆光で見ると、「実にたくさん生えた毛」によってが輪郭が白く輝いて美しい。それを「水玉」にたとえたネーミングのセンスが良いですね。一度聞けばすぐに覚えられそうです。

似た植物:タニタデ、ウシタキソウ

ハダカホオズキ(裸酸漿)

葉の様子から、一見イヌホオズキかと思って見過ごしてしまいそうですが、花も実もイヌホオズキとは全く違うのがハダカホオズキ。

どこにでもありそうなのだが、隣の群馬県では絶滅危惧ⅠA類となっている。
日本のレッドデータ検索システム 絶滅危惧I類 >> ナス科

似た植物:マルバハダカホオズキ

ツクバネ(衝羽根)

この季節ツクバネを見に行ってみると、実が随分と大きくなっていました。

ツクバネがあるのは15番からと16番方向に少し下った所。

キンミズヒキ(金水引)

金水引(キンミズヒキ)が咲き始めました。

オオヒキヨモギ(大引蓬)

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オオヒキヨモギが花を咲かせ始めました。・・・しかし「オオヒキヨモギ」の名に聞き覚えのある方は、そう多くないでしょう。それもそのはず、この植物は東日本では限られた地域にしか自生していません。

オオヒキヨモギの花がユニークなのはごらんのように「左右対称ではない」ということ。

ここ大柿花山では、西ハウス付近に多く自生しています。オオヒキヨモギの花は、茎の下から上に順々に開花しますので咲き揃うことはありません。花は小さく目立ちませんがお越しいただいた方は是非ご覧ください。見頃は8月下旬まで。

絶滅危惧II類(VU)
オオヒキヨモギ(大引蓬)は、この山には比較的多く自生していますが、環境省レッドデータブックでは絶滅危惧II類(VU)で、関東での分布は限られています。また、一年草の半寄生植物であるため、たとえ移植したとしても全く育ちません。そのままの状態で御覧ください。

レンゲショウマ (蓮華升麻)

夏見ることのできる花は少ないのですが・・この季節、レンゲショウマが咲いています。

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暑い夏が続いています。ここ大柿花山でも、けっして涼しいとは言えないのですが、そんな中にひと時だけ暑さを忘れさせてくれるような花、レンゲショウマが咲いています。

普通は深山でないと見られない花ですが、ここでならレンゲショウマだけでなくキレンゲショウマも手軽に観察することができます。但し一面の・・とかではなく山の斜面に数十株です・また、この山に自生するのもではありません。いずれも8月半ばくらいまでは、その美しい姿を見せてくれるでしょう。

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