花山の四季

キツネノカミソリ(狐の剃刀)

野草園でキツネノカミソリ(狐の剃刀)の一部の株が花を咲かせ始めました。ヒガンバナの仲間ではナツズイセンと共に最初に咲くグループです。

この花のあとこの場所は草刈が行われます。多くのキツネノカミソリが咲くのは、おそらく1週間後くらいでしょう。

ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)

ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)が花を咲かせ始めました。花自体は数ミリと小ぶりながらとても可愛らしいのですが・・。

問題は茎に細く鋭いトゲが密集していること。このトゲが人の服や手足にひっかかると危ないので通常は除草しますが、成長が早く除草が追いつかないようです。

ママコノシリヌグイに全体的にそっくりなものに「イシミカワ」がありますが、イシミカワの花はピンクではなく淡い黄緑色で、鮮やかな実をつけます。

イヌトウバナ(犬塔花)

少し暗めの場所に咲いていたこの小さな花は、おそらくイヌトウバナ(犬塔花)。

似た植物:ヤマジソ、イヌコウジュ、ヒメジソ

男郎花(オトコエシ)

オトコエシが咲き始めました。咲き始めたのは4番から5番のコース脇など。

オトギリソウ(弟切草)

夏草が茂る中にに咲いていた黄色の花。この独特の葉はオトギリソウ(弟切草)でしょう。

弟切草の名の由来

この草を原料にした秘薬の秘密を漏らした弟を兄が切り殺したという平安時代の伝説によるものである。この不吉な伝説のため、付けられた花言葉も「怨み」「秘密」と縁起が悪い。
wikipedia:オトギリソウ

モミジガサ(紅葉傘)

モミジガサ(紅葉傘)が花をつけている・・・と思ったのですが、確認してみるとすでに咲き終わったあとの姿でした。

ゲンノショウコ(現の証拠)

ゲンノショウコが咲いていました。ゲンノショウコという名前は知っていても、どんな花だったか記憶が曖昧な方も少なくないかもしれません。こんな花です。

ホザキシモツケ(穂咲下野)

足湯ガーデンで、ホザキシモツケが花を咲かせていました。

写真の蕾は7月24日撮影

ヒガンバナの苗が120種

彼岸花の仲間が咲き始めるのは、およそ8月中旬からですが、先日新しいヒガンバナ(リコリス)の苗の植え付け作業をしました。この秋は、より多くの品種のヒガンバナを楽しんでいただけます。

今回、その時に使ったヒガンバナの苗の一部をお譲りします。現在約120種の苗があり、その多くが珍しい品種です。興味のある方は、お早めにどうぞ。

お問い合わせ:» 栃木植物園 大柿花山

オオヒキヨモギ(大引蓬)

オオヒキヨモギ(大引蓬)が咲き始めました。ただし咲き始めたのはごく一部の株だけで、ほとんどのオオヒキヨモギは今週末以降、あるいは8月中旬に咲き始めるものと思われます。

今回咲いていたのは、西ハウスの近くの写真のような風景の場所から振り返ったあたりの、日当たりの良い場所などです。

絶滅危惧II類(VU)
この山には比較的多く自生していますが、環境省レッドデータブックでは絶滅危惧II類(VU)で、関東での分布は限られています。また、オオヒキヨモギ(大引蓬)は、一年草の半寄生植物であるため、たとえ移植したとしても全く育ちません。そのままの状態で御覧ください。

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ホドイモ(塊芋)

この植物を初めて見た方は、これは何?・・と思うかもしれませんが、マメ科のホドイモという植物の花です、面白い形ですね。

この「ホドイモ」はこの山に自生しているもので、日本の在来種。

通販などで、食用として「ホドイモ」が販売されていますが、その多くは別名アピオスと呼ばれるアメリカホドイモ(北アメリカ原産の帰化植物)のようです。花はこの在来のホドイモとはかなり違います。

ムクゲ(木槿)

夏空に涼しげな白花のムクゲと、八重咲の淡いピンクのムクゲが咲いていました。ポイント5付近に咲いていますが、いずれも品種は未確認。

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