花山の四季

タチカモメヅル?

名前がなかなかわからない植物も時々あります。これは「カモメヅル」の仲間だろう、まではすぐに見当がつきましたが、花弁がそれほど長くないので「タチカモメヅル」だと思われるのですが・・・。

しかしながら、タチカモメヅルの花は赤紫色なので色が違います。花が緑色の「アオタチカモメヅル」という種類が近そうです。ただ、この写真では中心部が赤紫なので、どう解釈したらよいのやら・・・結局はっきりしません。このつるは花山入り口の堀の脇の物。

※追記 タチカモメヅルではなく、ナガバクロカモメヅル(長葉黒鴎蔓)の可能性が高そうです。(2012年7月14日)

ツルボ(蔓穂)

野生のツルボ(蔓穂)が淡い紫色の花をつけていました。

ツルボはユリ科 ツルボ属(Scilla)で、この仲間を園芸では「シラー」と呼ぶことが多いようです。似た名前の花に大蔓穂(オオツルボ)がありますが、オオツルボは園芸種。

ヤブラン(藪蘭)

自生のヤブランがあちこに咲いています。ヤブランは8月初旬にも掲載しましたが、花期が長いようで数多く咲いているのはこの時期のようです。

別名:リリオペ、サマームスカリ

オオケタデ(大毛蓼)

足湯ガーデンにたまたま生えていたこの大きな蓼は、たぶん帰化植物のオオケタデ(大毛蓼)でしょう。花だけならそう悪くないものの、草丈、葉とも大きすぎて繊細さに欠けますね。

ヤマノイモ(山芋) 雌株

これはヤマノイモ(山芋)の雌株の果実で、現在こんなに大きくなっていました。よく見るとその中身の種子が透けて見えます。暑いこの時期にはこの涼しげな色が良いですね。

彼岸花、山の根ゴールド

鮮やかな黄金色の彼岸花、山の根ゴールドが咲き始めました。

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カントウヨメナ(関東嫁菜)

この菊も良くみかけますが名前を知りません。調べたところ カントウヨメナ(関東嫁菜)だと思われます。先日掲載したシロヨメナ(白嫁菜)よりも花弁が整っていて美しいですね。このカントウヨメナは白花ですが薄紫もあるようです。

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雁首草(ガンクビソウ)

俗に人間の首や頭も雁首(がんくび)、また雁首(かりくび)とも読みますが、この植物の名前の由来はキセル(煙管)の頭から。
雁(がん、かり)は、カモ科の水鳥の総称。 その雁の首がキセルの頭部に似ているところから、それを雁首(がんくび)と呼び、その形がこの花の付き方に似ているから雁首草(ガンクビソウ)ということのようです。

花の姿と茎が折れ曲がっている様子が、キセルの頭の雁首に似ていることからきた名前で、花は ヤブタバコ や ミヤマヤブタバコ と良く似ている。
四季の山野草(ガンクビソウ)

ベニバナボロギク(紅花ぼろ菊)

ベニバナボロギク(紅花ぼろ菊)の花は下向きに咲き、なんとこれで花が咲いた状態。背が高くてあまり根を張らないから引き抜くのも容易です。全体に柔らかで水気の多いので「食えば食える」らしい。香りは春菊ってホントでしょうか?

ひょろりとした柔らかな草である。原産地はアフリカで、南洋方面に帰化している。日本では第二次大戦後の帰化植物として知られるが、意外に山間部に多く、特に森林が伐採された際などに一斉に出現し、パイオニア植物としての姿を見せている。
ベニバナボロギク – Wikipedia

似た花:ダンドボロギク(段戸ぼろ菊)

オオベニウツギ(大紅空木) 秋

田植えのころ花が咲くはずの花が・・・なぜかこの時期に、それもこんなに綺麗に咲いていました。

スイカズラ科 タニウツギ属

イシミカワ(石見川、石膠)

遠くからでもわかる三角の葉に覆われた木。そう、ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)の仕業に違いありません。ちょっと油断すると、すぐこんなになってしまいます。

・・・しかし、これを書いている私にも油断がありました。どうもこれは「ママコノシリヌグイ」ではなさそうなのです。

イシミカワ(石見川)にはピンク色の花がない

後日確認したところ「イシミカワ」だとわかりました。遠くからでは気づきませんでしたがこの植物には「継子の尻拭い」特有のピンク色の花がありません。イシミカワの花は淡い黄緑色をしています。

特徴的なのは下の写真のような球形の果実。果実は淡い赤紫から青のとても美しい色をしています。また、茎に細く鋭いトゲが密集していて危ないところなど、それ以外の特徴は「継子の尻拭い」とそっくりです。

良く似た植物:ママコノシリヌグイ

サルスベリ(百日紅)、白花

白花のサルスベリ(百日紅)が咲いていました。白花は涼しげで良いですね。

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