キツリフネが咲き始めました。ツリフネソウ(釣船草)の黄花の種類なのでキツリフネ。明快ですね。水辺などのやや湿った場所を好むので、大柿花山では入り口の堀の淵や野草園の奥などにあります。
花山の四季
ツリガネニンジン(釣り鐘人参)の多くは紫色ですが、ふと見ると白花のツリガネニンジンが咲いている・・・。花の形からするとソバナ(杣菜)の白花とも思えるのですが、雌しべが突き出ていることから、やはりツリガネニンジンで良さそう。
以前真っ白で上品な花をつけていたヤブミョウガは、気がついたらこんなになっていました。
実の熟度が白、茶、黒とばらばらで、まだ花まで咲いています。まるでおもちゃ箱をひっくり返したような何も考えていない構成に見えるのですが、きっとこれには「リスクを分散するとか」深い意味があるに違いない・・・と思う。
山はもうすっかり秋、チゴユリの実も熟していました。花は小さいのに実は結構大きい。
トレッキングコースを歩いていると、アオツヅラフジ(青葛藤)の果実が、ちょうど「ぶどう」のように色づいていました。ただし、これは食べられません。
アオツヅラフジは雌雄異株なので、これは雌株と思われますが雄株はどうなったのでしょう。
足湯ガーデンにあったアカソバ(赤蕎麦)の写真です。自生種ではないので、おそらく品種がいろいろあるのでしょうが、よくわかりません。
すぐ近くにあった白花の蕎麦、ただしこれも通常の蕎麦なのかどうかは不明。
遠目に真っ白な花の帯のように見えるナツユキカズラ(夏雪葛)です。近くで見てみるとまだほとんどが蕾のようですがとても綺麗でした。
ナツユキカズラ(夏雪葛)は中国西部、チベット原産のツル性の植物。花弁は5枚、蔓の長さは10m以上にも伸びるそうです。ナツユキカズラ(夏雪葛)は足湯ガーデンにあったものです。
足湯ガーデンに秋明菊(シュウメイギク)が咲いていました、野草ばかり見ていると園芸種の花の豪華さに感心させられます。
秋明菊は、名前に「菊」がつくもののキク科ではなくキンポウゲ科。
少し薄暗い場所にあったこの植物も フジカンゾウ(藤甘草)なのだろうか?花はフジカンゾウと良く似ていて、小葉は5枚。
アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)の花は、ヌスビトハギ(盗人萩)の花よりずっと大きく小粒の大豆ほどもある。事実、ヌスビトハギよりも見栄えがする。しかし、それに騙されてはいけない。
アレチヌスビトハギは、北アメリカ原産の帰化植物。繁殖力が強いためしばしば群生し在来の植生を圧迫するとさてれいます。
最近勢力を拡大しているようなので、出来る限り根ごと引きぬいて駆除したほうが良さそうです。特徴は、大きな花弁の中心に「濃い紫色で縁どられた黄緑色」があること、そして小葉が3枚であることです。