花山の四季

ヒメキンミズヒキ(姫金水引)

この花は何だろう。手がかりはつぼみのまわりにある先が曲がったトゲにありました。キンミズヒキ(金水引)のそれに良く似ています。調べてみると花弁がキンミズヒキよりも細いヒメキンミズヒキ(姫金水引)だとわかりました。

このヒメキンミズヒキは野草園の木陰に自生していたもので、かなり小型のものでしたが、ヒメキンミズヒキだからと言って草丈が小さいとは限らないようです。

キンミズヒキ(金水引) 実

金水引(キンミズヒキ)の花が終わり種子が出来ていました。拡大写真をご覧ください、これも「ひっつき虫」のようです。

ハナタデ(花蓼)

野草園の奥の少し薄暗いところに咲いていた蓼、ハナタデ(花蓼)でしょう。僅か数ミリの小さい花をかわいらしく咲かせていました。

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クワクサ(桑草)

道の脇に生えている・・・よくあるタイプの草。たぶんイラクサの仲間だろうと調べてみたら、予想を裏切って「 クワ科」の植物でした。

似た花:アオミズ(青ミズ)

ダンドボロギク(段戸ぼろ菊)

1930年代、愛知県の段戸山で見つかった北アメリカ原産の帰化植物。ダンドボロギク(段戸ぼろ菊)の花は、淡い黄色で上向きに咲き、これでも咲いた状態。ま、いらない草であることは確かですね。

似た花:ベニバナボロギク(紅花ぼろ菊)

イヌコウジュ(犬香需)

野草園に イヌコウジュ(犬香需)が咲いていました。キツネノマゴ(狐の孫)が隣にあったりすると一見同じに見えますが、花も葉も違うので間違いません。

イヌコウジュのイヌは例によって「約に立たない」の意味ですが、コウジュは中国の香薷(こうじゅ)という薬草に似ているところからだそうです。葉姿は同じシソ科の ナギナタコウジュ(薙刀香需)にも似ています。しかし本当に悩ましいのは ヒメジソ(姫紫蘇)との区別でしょう。

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彼岸花、リコリス・スプレンゲリー

野草園東側の奥で見つけた咲きかけの彼岸花。少し薄暗い中に淡いパープルの花がとても美しく見えました。おそらく「リコリス・スプレンゲリー」だと思われますが、未確認。

9月18日追記:トレッキングコースに咲いていた「リコリス・スプレンゲリー」と思われる花。

別名:ムラサキキツネノカミソリ

ナガバノコウヤボウキ(長葉の高野箒)

花はコウヤボウキ(高野箒)に似ていますが、葉や花のつき方からナガバノコウヤボウキ(長葉の高野箒)だと思われます。花だけ見ると、オクモミジハグマ(奥紅葉白熊)にも似ています。

オクモミジハグマ(奥紅葉白熊)

オクモミジハグマ(奥紅葉白熊)が花を咲かせていました。葉が傷んでいるのは今年のあまりにも暑かった夏のせいかもしれない。

オオヒキヨモギ(大引蓬)

オオヒキヨモギ(大引蓬)はこの時期で花期が終わります。ことし最後の花にレンズを向けてみました。

初めてこの花をご覧になった方は、変形している、あるいは萎んだ花のように思うかもしれませんが、これが普通に開花している状態です。花弁が左右非対称のため、オオヒキヨモギは花が右向きの写真でないと花の内側がうまく写せないかもしれません。これに対しオオヒキヨモギの近縁種のヒキヨモギ(引蓬)なら左右どちらからでも大丈夫のようです。

名前にヨモギがついています。ヒキヨモギ(引蓬)の立ち姿が「よもぎ」に似ているのかもしれませんが、この山で見たオオヒキヨモギ(大引蓬)は、どれも斜面から垂れ下がっていたり斜めに茎を伸ばしているものばかりで、大引蓬には「よもぎ」という雰囲気はありません。

しかし、全体を眺めてみると、根に近い部分の葉は「よもぎ」によく似ています。尚、オオヒキヨモギ、ヒキヨモギともゴマノハグサ科であり、キク科の「よもぎ」とは無縁です。

キバナアキギリ(黄花秋桐)

キバナアキギリ(黄花秋桐)が咲き始めています。

大柿花山を訪れた方に「黄花秋桐が咲いていますね」と言われ、3日前にキバナアキギリのことを書いていながら、その名前を思い出せなかった私の記憶力っていったい・・・。

ボントクタデ(凡篤蓼)

キツリフネの脇に生えていたタデは、ボントクタデ(凡篤蓼)でしょう。堀の淵という場所からもわかるように湿った場所を好むようです。

写真では大きく写っていますが小さな花なので見栄えはしません。

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