この彼岸花は「リコリス・アルビフローラ」と呼ばれている品種です。野草園入り口付近で咲いていました。咲きかけの花弁がピンクに染まっているのが美しい。
- リコリス・アルビフローラ
- リコリス・アルビフローラ
この彼岸花は「リコリス・アルビフローラ」と呼ばれている品種です。野草園入り口付近で咲いていました。咲きかけの花弁がピンクに染まっているのが美しい。
品種は「リコリス・チェリーピンク」。その名の通りのイメージで淡いピンクの花を咲させていました。写真は野草園入り口のところに咲いていた株です。
鮮やかな色彩の彼岸花が多い中にあって、これは珍しく地味めの「柿色の花」とされる彼岸花です。見てみると確かに「柿色」という感じでした。この花の品種は「紅早生」。
淡い黄色の彼岸花で、花弁が先のほうまで太いのが特徴かもしれません。品種は「リコリス・カルドウェリー」。
「リコリス・オオスミ」は、咲き始めは黄緑のスジが目立つ白に近い花ですが、日が経つにつれて「びわ」のような淡いオレンジ色に変わる品種。この写真は咲き始めです。
追記:10/1の写真、写真ではわかりにくいかもしれませんが、淡いオレンジ色に変化しています。
関連:アケボノショウキラン
キツリフネ(黄釣船)は園内の何箇所かに咲いていますが、ツリフネソウ(釣船草)も咲いていました。ただし咲いているのは5番~6番のコース脇にある杉林の下の湿地だけだと思います。この湿地は足元が悪いのでツリフネソウを近くで見るのは難しいかもしれません。
別名:ムラサキツリフネ(紫釣船)
レンズを近づけてみると男性的なオトコエシの実に対し、女性的なオミナエシ(女郎花)の実という感じに見えないでもない。
男郎花(オトコエシ)
オミナエシ(女郎花)
ヒメジソ(姫紫蘇)が咲いていました。 ヒメジソは少し紫がかった小さな花、シソ(紫蘇)の仲間という雰囲気は確かにあります。しかしシソとは草丈や葉の大きさが全く違うので見間違うことはないでしょう。
見間違うとすれば、イヌコウジュ(犬香需)。どう見分けるのか・・・。
先が青い色の花で、このような葉は・・・ ヤブマメ(藪豆)ですね。マメ科の植物は姿だけでなく名前も良く似ていて混乱しそうです。
ヤブマメは地上の花とは別に地下の茎にも小さな花(閉鎖花)をつけて果実を作る。その果実の薄皮の中にある1cm程度の豆は「食べられる」らしい。
蕾をつけていたツルニンジン(蔓人参)の花がようやく咲きました。大きさも大人の親指くらいあり野草とは思えないくらい立派な花。外からは見えない内側の模様が楽しいですね。
キキョウ科 ツルニンジン(蔓人参)
ツルニンジンは、別名ジイソブ(爺蕎)と呼ばれるが、これに似て、少し小型の花をつけるたバアソブ(婆蕎) という植物も存在する。
開花が遅れていた、古来から日本にある種類の 「彼岸花」 が見頃になりました。曼珠沙華とも呼ばれますが咲きそろうのはもう少し先です。咲き始めの花を見るなら今がお薦め。
23日の秋分の日、今週末(9月25日~26日)にはさらに多くの彼岸花が開花する見込みで、この時期が一番のお薦めです。遅めに咲き始める群落もあるので翌週末(10月2日~3日)でも楽しめると思われます。しかし、彼岸花の花期は短かいので10月初旬で見頃が終わるでしょう。
大柿花山には真っ赤な「彼岸花」以外にも、リコリス・コレクションとして、色とりどりの園芸種の彼岸花(リコリス)が植えられています。こちらは8月末から咲いており、品種ごとに次々と開花しています。
リコリス・コレクションは、コース2番から4番、5番への平坦な道の脇にあります。
クリーム色の花弁にピンクの筋が可愛らしい彼岸花。品種は「リコリス・ニアホワイト」。隣で咲いているのは玉紫陽花、アジサイと彼岸花が一緒に咲いていることもあるわけですね。