日本中どこでも見られるウシハコベ(牛繁縷)。ハコベ(繁縷)より大型というのが名前の由来のようです。しかしウシハコベも十分小さいので、大きさで比較するのは困難です。さて、何で見分けるかと言うと・・・。
- ウシハコベ(牛繁縷)
コハコベとの違いは雌しべ。ウシハコベの雌しべは先が 5 つに分かれている。
日本中どこでも見られるウシハコベ(牛繁縷)。ハコベ(繁縷)より大型というのが名前の由来のようです。しかしウシハコベも十分小さいので、大きさで比較するのは困難です。さて、何で見分けるかと言うと・・・。
コハコベとの違いは雌しべ。ウシハコベの雌しべは先が 5 つに分かれている。
カラスノゴマ(烏の胡麻)。名前にカラスが付いているというだけで、どう扱われているか見当がつきますね。
アケボノショウキラン(曙鍾馗蘭)が咲いています。アケボノショウキランは彼岸花の仲間では遅咲きの種類で、この花が咲き出すと、彼岸花のシーズンはまもなく終りになります。
アケボノショウキランに似た花に、ムジナノカミソリ(リコリス・コレアナ)があるのですが、ムジナノカミソリは日本ではほぼ絶滅に近く、対馬と長崎県の一部に自生するのみのようです。このため、ムジナノカミソリと間違えることはないでしょう。
ポイント5番付近のキツリフネが見事に咲きそろっていました。奥まで一面の黄釣船でした。
レモンのようなフレッシュな黄色の彼岸花です。品種は「リコリス・秋月」。
クリーム色の彼岸花、品種は「リコリス・ヘイチン」。ヘイチンはオシベ先の赤紫がアクセントになっている美しい品種です。
大柿花山のリコリス・コレクションも、そろそろ咲き終わりの時期が近づいてきたようです。今日見ることができた目新しい彼岸花は3種、その1つがこの深い赤の彼岸花。品種は「リコリス・マリアカラス」。
野草園のまわりの彼岸花。
アザミの花のようですが、葉の形がアザミとは違う・・とくれば、タムラソウ(田村草)でしょう。「タムラソウ」がつく植物はいくつかあるのですが、なぜ「タムラ」がつくのかは不明。
大柿花山の彼岸花群落は、おもに野草園の周辺ですが、気が付きにくい群落が野草園の奥の杉林の裏側にあります。山の斜面と杉に囲まれ、ちょうど「彼岸花の谷」を歩いているような感じの場所です。
この 「彼岸花」 群落の見頃は今。足元にはキバナアキギリが咲き、野草園の彼岸花群落 が見下ろせるポイントもある美しい場所です。
この場所まで2~3分です、道順を説明しましょう。
今日の野草園の彼岸花群落の様子です。9月24日現在、ほぼ咲きそろいました。よく見るとその中に白花の彼岸花が数株混じって咲いていました。
野草園のヒガンバナ群落の反対側には、雑草が繁っているように見える草むらがありますが、そこにはツリガネニンジンやヤマジノホトトギス、ミズヒキなど秋の野草が花をつけています。