どこかレトロな感じのする、ハナカタバミ(花片喰)と イモカタバミ(芋片喰)に対して、存在自体が無視されそうな、どこにでもある草の代表格と思えるのが、カタバミ(片喰)、あるいはカタバミ(酢漿草)。
似た植物:オッタチカタバミ
どこかレトロな感じのする、ハナカタバミ(花片喰)と イモカタバミ(芋片喰)に対して、存在自体が無視されそうな、どこにでもある草の代表格と思えるのが、カタバミ(片喰)、あるいはカタバミ(酢漿草)。
似た植物:オッタチカタバミ
ハナカタバミ(花片喰)に似ているのがこのイモカタバミ(芋片喰)。但し花は2センチ程度と小さく見まちがいはしないでしょう。
イモカタバミ(芋片喰)もハナカタバミ同様南アフリカ原産の帰化植物ですが、イモカタバミは昭和の時代(戦後)に渡来したものだそうです。花の中心の濃い赤が特徴。
似た花: ムラサキカタバミ。
足湯ガーデン付近に咲いている3~4センチほどのピンクの花は、ハナカタバミ(花片喰)です。
ハナカタバミ(花片喰)は南アフリカ原産の帰化植物で、江戸時代に鑑賞用に持ち込まれたものが野生化したもの。江戸時代にはハイカラな花として盛り上がったに違いありません。昔から植えたわけではないのに庭などで咲いている理由がそのへんにありそうです。
別名: オキサリス・ボーウィ
足湯ガーデンに人の背丈程もあるショウガのような植物が花を咲かせていますが、東南アジア原産のハナシュクシャという植物です。ハナシュクシャの花は純白で大きく葉姿がいかにもショウガ科という感じです。ハナシュクシャは園芸ではジンジャーと呼ばれるようです。
似た花を咲かせるものには、別に紹介したキバナシュクシャ(黄花縮砂)以外にも、ベニバナシュクシャ(紅花縮砂)、ニクイロシュクシャ(肉色縮砂)などがあります。ここ大柿花山」にも橙色の品種が咲いていましたが、たぶんニクイロシュクシャでしょう。
別名:ジンジャーリリー (ジンジャー)
セイタカアワダチソウが黄色の花を咲かせていました。こうしてみると美しい感じもするのですが、空き地に群生した姿をみると、やはり「いらない」と思います。
足湯ガーデンにあるハナシュクシャの中でも目立つ黄花、キバナシュクシャ(黄花縮砂)が花を咲かせていました。
国際自然保護連合(IUCN)の世界の外来入種ワースト100、及び日本の要注意外来生物リストに入っているが、日本では野生化の報告はないので、あまり環境への影響はないようです。
日本では、沖縄などの暖地や、植物園の温室などで栽培されているが、野生化の報告はない。
河岸の下層に広大で密生した群落を形成し、他の植物を駆逐している。在来植物の実生の生育を阻害するので、森林構造を変化させてしまう。ニュージーランドでは、在来の森林植生の主要な侵入植物になっている。キバナシュクシャ(Hedychium gardnerianum)に関する情報
ベニバナボロギク(紅花ぼろ菊)は、この時期でも成長し、これから花を咲かせようとしている。しかし、もうじき霜が降りる季節になり花を咲かせられないかもしれない。
アフリカ原産の帰化植物だけに、日本の四季にはまだ対応できていないと考えたのだが・・。
普段無視してしまう草ではあるが、もしゃもしゃとした花らしき部分がどうなっているのかレンズを向けてみた。・・でも良くわかりません。名前の由来は、葉が笹の葉に似ていて波打つように縮んでいることから チヂミザサ(縮笹)。
茎や花穂に毛の多いものはケチジミザサ(毛縮笹)と区別されるようです。3枚目に毛の多い花穂が写っていますが、これはケチジミザサなのかもしれません。
似た植物: ケチジミザサ(毛縮笹)、チゴザサ(稚児笹)
葉を出してから一気に花まで咲かせたような感じのこの植物、タネツケバナ(種漬花)でしょう。
花の紫色が美しいイヌホオズキが生えていました。おそらく、北アメリカ原産の帰化植物「アメリカイヌホオズキ」ではないかと思います。大陸原産の帰化植物は在来種よりも大型というイメージがありますが、「アメリカイヌホオズキ」は在来種の「イヌホウズキ」よりも小型で繊細。
未熟な実にはソラニン、アトロピンが含まれ有毒。
似た花:イヌホオズキ、テリイヌホオズキ、オオイヌホオズキ。
葉の形が笹にそっくりで、長い茎を伸ばし花をつけている植物がありました。調べてみると名前は ササクサ(笹草)、そのまんまのネーミングのようです。
分布は関東地方以西、四国、九州で、どこにでもありそうな草なのですが、関東ではそうでもないかもしれません。東京、千葉、茨木では数が少なくなっているようです。
似た植物: チヂミザサ(縮笹)