早朝からボタ雪になった大柿花山。今年二度目の雪景色になりました。
花山の四季
雪景色の中で、あちこちに梅の花が咲いていました。梅も品種で言うといろいろあるのでしょうが、ここはひとまず、紅梅と白梅ということで・・・。
雪景色の中に、黄色の満作(マンサク)が咲いていました。しかしマンサクも多くの種類があるようです。このマンサクは日本に自生する種類ではなく、おそらく支那満作(シナマンサク)に近い園芸品種ではないかと思われます。
この時期に、枯葉が残ったままの姿で花をつけるのが支那満作(シナマンサク)の特徴で、甘く強い香りがあります。原産地は中国で、1879年に発見されて同年にイギリスに渡っている。このシナマンサクと満作(マンサク)を掛け合わせた品種が「ハマメリス・インターメディア」と呼ばれ、多くの種類があるようです。
ベニバナマンサク、またはアカバナマンサクと呼ばれる赤い満作。紅色の花がとても綺麗でした。調べてみると、このマンサクも日本に自生する種類ではなく、アメリカ産のハヤザキマンサク(早咲き満作)の変種で ハマメリス・ベルナリス・カルネアかもしれませんが・・・未確認。
別名: ベニバナマンサク
蝋梅の原産地は中国で、江戸時代前期に朝鮮半島から入ってきたと言われています。
ロウバイ(蝋梅)も園芸品種がいくつもあるのですが、この中心部が赤紫で素朴な感じのする花が、いかにも「蝋梅」という感じを受けます。
ふっくらとした丸い花を咲かせるこの品種は、満月蝋梅と呼ばれているようです。足湯ガーデンにあるこの株はとても多くの蕾をつけていました。
山はまだ冬景色の中ですが、あちこちで梅や椿が咲き始め、春がそう遠くないことを感じさせてくれます。
秋明菊(シュウメイギク)が、ふわふわの白い綿帽子をつけていました。
アザミに見えるかもしれませんが、これはオヤマボクチ(雄山火口)の花が終わったあとの姿。
クリスマスの頃からみごとな花を咲かせていた蝋梅の木は、1ヶ月後の今でも花を咲かせています。蝋梅の花期は長いようです。
山を歩いていると、ところどころに椿が咲いています。風の吹いていない日の陽だまりは、冬とは思えないほど暖かでした。
コウヤボウキ(高野箒)が、タンポポのような綿帽子をつけていました。この綿帽子はコウヤボウキの果実と冠毛で、やがて風に吹かれて飛んでゆきます。
おやっ、1枚目の写真が「ほうき」にそっくりです。・・なるほど、だから高野箒なんですね(嘘)。- 嘘をついてはイケマセン –
調べてみると真言宗の総本山である「高野山」では昔、「竹を植えることを禁じていた」ため、この茎を束ねて箒にした。・・だから高野箒なのだそう。