栃木市の星野にある四季の森に足を運びました。栃木インターからだと車で20分、大柿花山からだと10分くらいの場所です。
蝋梅はほぼ終わりで、咲いているのは満作や梅。そして、一番の見頃を迎えているのは「セツブンソウ」です。この時期はこの「セツブンソウ」を見るだけで十分でしょう。
栃木市の星野にある四季の森に足を運びました。栃木インターからだと車で20分、大柿花山からだと10分くらいの場所です。
蝋梅はほぼ終わりで、咲いているのは満作や梅。そして、一番の見頃を迎えているのは「セツブンソウ」です。この時期はこの「セツブンソウ」を見るだけで十分でしょう。
栃木駅付近から日光の男体山方向を眺めると、その手前左に鍋を逆さにしたような山が見えますが、これが三峰山。その形から鍋山とも呼ばれます。この三峰山の右(東)側の山裾に節分草が自生する「四季の森」があります。
それならば、三峰山の左(西)側の山裾はどうなっているかと言うと、石灰を採掘する鉱山があり、山が大きく削られていました。そんな場所では自生地があったとしても見ることはできないでしょう。さらに、その奥には出流山満願寺と公園があり、「出流山草パーク」には節分草があるそうです。
・・そういえば、このエリアに叔父さんの家があるのを思い出し、行ってみたら、なんと庭先に節分草が自生しているではないか・・・。
三峰山周辺は石灰岩を含む山がいくつかあり、そんな山なら節分草が自生している可能性が高いはずと思ってはいましたが、やはりそうでした。昔はこのへんの山裾では普通にあったとのことです。
鹿沼市上永野の「蝋梅の里」が以前テレビに紹介されていたので足を運んでみました。栃木市の星野からさらに奥に進み、大越路トンネル手前を左に折れて数分の場所です。ご覧のように一面蝋梅畑のような場所で、蝋梅の良い香りがしていました。
この時期だと蝋梅はほぼ終わりに近い時期ですから、咲いている花も少々いたんでいますが、左が「基本種」、右が原種という立て札がありました。
ここに植えられているのは、ほとんどが素心蝋梅と、満月のようで、その他の花はないようです、入場料は100円でした。
これは椿とサザンカの交配種笑顔の絞りが入った品種、絞り笑顔が咲いていました。
木瓜を「ぼけ」とはなかなか読めません。それはさておき、淡い色がほとんどのこの季節に、ボケの赤が際立っていました。
冬空に赤く熟したマメの鞘が揺れていました。もうはじけていましたが、ひとつの鞘に豆が2つずつ入っていた形跡があります。確かこれは、秋に黄色い花を咲かせていたトキリマメ(吐切豆)の鞘です。
下の写真は2月9日撮影、雪の朝のトキリマメ。
雪の朝(2月9日)に撮ったシナマンサク(支那満作)を、天気の良い今日、再度撮影しました。
「たんぽぽ」と言えば黄色の花。そう思っていましたが、黄色の タンポポに混じって白花のタンポポが咲いていました。白いタンポポも昔から見ていたような、いなかったような・・・こんな単純なことなのに色の記憶がありません。 白花のタンポポにもいくつか種類がありますが、これはシロバナタンポポ(白花蒲公英)のようです。
咲きかけの花と、花を下から撮影した写真
黄色のタンポポが咲いていました。さてこの タンポポは、古くから日本にある在来種なのか、それとも外来種なのか・・・。
タンポポに限らず、普通に咲いている花が外来種だったというのは良くあることなので、どこで見分けるかが問題です。タンポポの場合は総苞外片(そうほうがいへん)の反り具合で区別ができ、さらにいくつかの写真と見比べてみたところ、咲いていたのは在来種の カントウタンポポ(関東蒲公英)のようです。
総苞外片とは写真で花の下にある緑色をした部分。タンポポの区別はこのように花を裏から見ることも必要のようです。
小さなブルーの花が可愛らしいオオイヌノフグリが咲いていました。オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)は、ヨーロッパ原産の帰化植物ですが、その前から日本にあったイヌノフグリ(犬の陰嚢)は、絶滅危惧種になっています。
明治初期に日本に渡来したヨーロッパ原産の帰化植物
四季の山野草 オオイヌノフグリ
オオイヌノフグリの隣で花を咲かせているのはノボロギク。明治初期にヨーロッパから入った帰化植物で、冬でも枯れない丈夫な雑草。
ノボロギクの毒性
ノボロギクの背丈は小さく数十センチ以下。ピロリジジンアルカロイドを含むため肝毒性があり、食べた場合肝障害を引き起こす恐れがあるとされる。