花山の四季

大柿花山 新緑の5月

山の景色を眺めてみると、まさに新緑の季節になっていました。

武者走りに咲いていたのはチゴユリ。野草園にもシラーが咲き始めました。これらと同じユリ科で、蕾をつけているのは「ミヤマナルコユリ」、今月中旬には咲きそうです。

葉の上にちょこんと丸い蕾をつけているのが「ハナイカダ」、ハナイカダもまもなく咲くでしょう。次の写真は、ツクバネとノギラン、こちらの花が咲くのは7月になってから。

左からモミジガサ、ヤマジノホトトギス、ウド。これらは新芽を展開させている途中で、いずれも花をつけるのは8月以降です。

その他にも、葉が出てきたコウヤボウキ。もう花は終わりましたがダンコウバイの葉、この新芽は、おそらくオオヒキヨモギ。探せばいろいろあるものです。

ツツジ「星祭り」

「星祭り」のスタンダード作りの鉢植えが展示してありました。ツツジのスタンダード作りとは意外でしたが、これがなかなかに美しい。

ツツジ、本霧島

M100%、Y100%の色だろうか・・コース中のところどころに、ちいさめの花で真っ赤なツツジ「本霧島」が咲いています。

椿、錦重(ニシキガサネ)

コース内に咲いている椿は、まだまだありますが、そろそろ見頃は終わりのようです。これは錦重(ニシキガサネ)という品種の椿。

シロヤマブキ(白山吹)

シロヤマブキ(白山吹)が、ほぼ咲き揃いました。始めは、ぽつぽつと白い花を咲かせるだけなので、今年は花の数が少ないのかと思っていたのですが、そうではなかったようです。一気にこの通り。

大柿花山 5月のスケッチ

大柿花山の5月は、春の花から初夏の花へと一気に移り変わります。
初夏を告げる花「キバナカタクリ」が終わるころには、シャクナゲが見頃となり、ウツギの仲間、サツキ、ツツジなどが咲き始めます。

ウツギの仲間はこれから次々と花を咲かせます。現在咲いているのはツクバネウツギ(左)。続いて5月中旬から咲くヒメウツギ、コゴメウツギ。

ガマズミの仲間では、
現在咲いているのは左から、ミヤマガマズミ、オトコヨウゾメ、姫ヤブデマリ(※ 別記事参照)。

まもなく咲きそうなのがオオデマリ、アズキナシ。

さらに、ハイノキ科のサワフタギ、バラ科の八重咲きコデマリなど、様々な木が花をつける季節になりました。

レンゲツツジ

山の上のほうのコース脇にレンゲツツジが咲き始めました。レンゲツツジの花は赤から橙、そして黄色まであります。

このうち黄色のものだけは特にキレンゲツツジと呼ばれます。

ツクバネウツギ(衝羽根空木)

山のあちこちでツクバネウツギ(衝羽根空木)が咲いていました。花をよく見てみると、木によって花の色が少し違うようです。

淡い黄色の花をつけているもの

こちらは、少し黄色が濃い。

このように蕾が赤く、開花したあとは、うっすらと赤みを帯びた花をつけるものもありました。

コアジサイ(小紫陽花) 蕾

コアジサイ(小紫陽花)が花の準備を急ピッチで進めていました。今月下旬にはその美しい花を見られるでしょう。

黄色のさつき、黄龍(オウリュウ)

ここ大柿花山大出氏の作出の黄龍(オウリュウ)が咲いていました。「さつき」としては黄色にもっとも近いとされている品種です。

クマイチゴ(熊苺)

星型のバッチのような花を咲かせているのは、おそらくキイチゴの仲間。調べてみたところクマイチゴ(熊苺)のようです。

バラ科キイチゴ属

ブルーベリー の花

ブルーベリーが花をつけていました。蕾のうちは淡いピンク色ですがふくらむにしたがってし白に変わります。花の形は、ドウダンツツジやアセビと良く似ています。

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