アカソバ(赤蕎麦)が花をつけていました。アカソバは普通に食用になりますが、花も美しい。
花山の四季
ミゾカクシ(溝隠)が花をつけていました。さて、何科の花だと思いますか?
ミゾカクシ(溝隠)は、田の畦に筵(ムシロ)を敷いたように生えるので、別名アゼムシロ(畦筵)。キキョウ科ミゾカクシ属の植物。
近縁種:サワギキョウ
イヌホオズキかアメリカイヌホオズキか、それともそれ以外なのか・・・。いつも悩ませられるが、おそらくアメリカイヌホオズキでしょう。
アメリカイヌホオズキは北アメリカ原産の帰化植物
ダイオウグミ(大王茱萸)が真っ赤な実をつけていました、なるほど・・・思っていたよりも大きな実でした。だから別名がビックリグミなのでしょう。
食べてみましたが、完熟した実は甘酸っぱくて、おおむね美味しい。今が食べどきです。
まだ花を咲かせていないものをいくつか・・・
最初はヤノネグサ(矢の根草)。
アカネ(茜)
ウド、キレンゲショウマ
キレンゲショウマは蕾がふくらんでいました。
小さな花をいっぱいにつけている木はウメモドキ。その花の写真を撮ろうとしているのに蝶がじゃまをしています。
調べてみるとウメモドキにとまっているのは、蝶ではなくアゲハモドキガ科の金紋蛾(キンモンガ)。モドキの名がつく植物にモドキがつく科の虫とは・・・もしかしてこの虫は狙ったのでしょうか。
似た花:イヌウメモドキ
今、ヤマアジサイ(山紫陽花)が見頃になっています。素朴なヤマアジサイも味わい深いと思うのですが、いかがでしょう。西洋アジサイも咲き始めました。
今ならこのようアジサイを見ても驚きませんが、「シチダンカ」のオジリナル品種が発見されたのはわずか50年くらい前のようです。
江戸時代末期に「シチダンカ」という紫陽花の品種があったが、絶滅したものとされていた。ところが昭和34年に六甲山で発見され、日本中に広まった。この発見がなければ、私たちはシチダンカの流れを受け継ぐこれらの花を見られなかったかもしれない。
オカトラノオが咲き始めました。花にレンズを近づけてみると、それぞれの花もなかなかきれい。
タチカモメヅルに似ますが、どうも花の色が納得できない。
タチカモメヅルの花は赤紫色、アオタチカモメヅルの花は緑色ですから、ちょうどその中間型にも思えるのですが・・・わかりません。
いくつかの別の株の花の写真を比較してみると、中心部だけが赤紫のものや、全体が赤紫がかっているものなど、株によってばらつきがあります。
※追記 タチカモメヅルではなく、ナガバクロカモメヅル(長葉黒鴎蔓)の可能性が高そうです。(2012年7月14日)
この葉はオクモミジハグマだろうか、と眺めていたら・・・その近くに黒と赤というモダンなカラーリングの虫がいることに気づいた。調べてみるとホタルの仲間のオオオバボタルのようです。
オオ・オバボタルはオバボタル(姥蛍)に似ていてより大きい種類。ホタルの仲間ではあるものの、ほとんど光を発しない種類のよう。
成虫4頭を1週間室内飼育した結果、かすかな光であるけれども、羽化後も発光することを確認した。陸生ホタル生態研究会 / オオオバボタル
※ 但しオオオバボタルとオバボタルの区別に自信はありません。この写真がオバボタルである可能性もあります。
ケナツノタムラソウ(毛夏の田村草)は、ドンと突き出したオシベと毛深い「毛」が特徴。オシベが突きだしていないなら、それは秋の田村草(アキノタムラソウ)かもしれない。
花の色は淡い青紫
別名:ミヤマタムラソウ