野草園の黄色のカタクリ(キバナカタクリ)が咲き揃いました。今週末(28日~30日)までが見頃と予想されます、お早めにお越しください。
春
2012年4月29日
黄花カタクリが咲き揃いました。
2012年4月28日
ツルオドリコソウ
ツルオドリコソウが1株咲いていました。しかもこのオドリコソウ、花が黄色いだけでなく葉に斑まで入っています。
原産地は地中海沿岸、日本には観賞用として入って来たようですが、生命力が強く各地で野生化が見られるようです。ここでも広がらないよう要観察かもしれません。
別名、キバナドリコソウ
ラミウム・ガレオブドロン(Lamium galeobdolon)
杉林の下の湿地エリアに、今年も淡い紫色のエンレイソウが咲きました。オオバナノエンレイソウと違って花弁もガクもずっと小型です。しかし、透き通るような淡い紫色の花弁がなんとも美しい。
- シロバナエンレイソウ
この紫花はムラサキエンレイソウ (紫延齢草)と呼ばれることもあるようなのですが・・・シロバナエンレイソウとして紹介します。
別名:ミヤマエンレイソウ
キバナカタクリは名前の通り黄花ですが、これは珍しい白花です。ちょっと遠くてみつけにくいのですが、探してみてください。
通常の紫のカタクリの場合、白花は「シロバナカタクリ」とも呼ばれます。
写真提供:大柿花山
ムラサキケマンが夕日を浴びて白く輝く・・・って白ではムラサキケマンらしくないのだが、花の色にはばらつきがあるようで、やや青みがかった白の部分が目立つムラサキケマンもあるようです。
この時期の野草園には、ヤマエンゴサクに似て赤紫色がかった花が咲いていますが、それはおそらくジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)でしょう。
ジロボウエンゴサクは野草園入り口直前の右の窪地に多くあります。
キバナカタクリで埋め尽くされた野草園に、ムサシアブミ(武蔵鐙)が葉を広げています。ムサシアブミは人が馬に乗る時足をかける「アブミ」に似ている筒状のものをもつことから、こう呼ばれます。
大柿花山のあちこちでシャクナゲ(石楠花)が咲いていました。
野草園から2番へのコース中に、鮮やかな紫色の花をつけていたのはラショウモンカズラ(羅生門葛)。角度によっては動物の顔のように見えると思うのだが、私だけだろうか・・。
2番へのコースのラショウモンカズラ(羅生門葛)のちょうど反対側にも、美しいブルーのシラネアオイ(白根葵)が咲いていました。
クマバチが頻繁に訪れているのは、花をいっぱいにつけているナツグミ(夏茱萸)です。
葉の表面は緑色で、裏面には灰白色の鱗状毛が密生
ワスレナグサを思わせる美しい花なのですが・・・残念ながら花の直径が2、3mmほどしかありません。レンズを通しているから美しく見えるようなもので、普通は気がつかないでしょう。この時期には、コース脇にたくさん咲いています。
別名、タビラコとも呼ばれるが・・
似た花:ハナイバナ、ワスレナグサ