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2010年7月22日

秋の田村草(アキノタムラソウ)

アキノタムラソウ(秋の田村草)はよく目にしているはず・・・しかし、咲いていてもあまり目立たないし、その名前までは気にしないかもしれません。身近でずっと咲いているような気がするのがこの花。

ケナツノタムラソウとそっくりですが、雄しべが花から突き出していないことで見分けます。
似た花:イヌゴマ、ソナレアキノタムラソウ(磯馴秋の田村草)。
ソナレアキノタムラソウは、アキノタムラソウの海岸型変種とみなされている。

2010年7月18日

ウラジロ(裏白)

松風坂にあるウラジロが、こんなに大きく葉を広げています。お正月のしめ飾りやおせち料理の飾りとしても使われ、名前の通り葉の裏側が白っぽく見えます。

ウラジロは温かい地域に自生するシダで、日本での北限が新潟以南とされているようです。調べてみるとウラジロは、この近辺では太平山、唐沢山にもあるとされています。しかし私は、ここで見るまで栃木にウラジロが自生していることを知りませんでした。栃木では結構珍しいように思いますが、近くにお住まいのみなさんいかがでしょう?

ヤマユリ(山百合)

数メートル先からでも、匂いでヤマユリが近くにあるとわかりますね。大柿花山には、もともとたくさんの山百合があったと聞いています。しかし近年この近くに住み着いたらしいイノシシがこのヤマユリ根を好むらしく、夜中に山を穴だらけにしてしまうそうです。そのためやむなく、ほとんどのヤマユリは引き抜いたとのこと。
少しだけ残ったヤマユリが夏の空に咲いています。

チャボリュウノヒゲ

10番の西ハウス付近には、所ところどころにヒメヤブランが自生していますが、そのまわりにはさらに草丈の小さいリュウノヒゲのような植物が群生しています。草丈はせいぜい5cmくらいで、5mm程度の透明感のある白い花を咲かせていました。調べたところチャボリュウノヒゲという名前のよう。

おそらく西ハウスを管理されている方が植えたもので、ジャノヒゲ(蛇の髭)の園芸用矮性品種、タマリュウ(玉竜)ではないかと思われます。別名は、チャボジャノヒゲ、チャボリュウノヒゲ。
似た花:ヒメヤブラン(姫藪蘭)

ノギラン

11と16の間のトレッキングコースにノギランが咲いていました。その色合いのせいで、ぱっと見、花というより枯れた穂先がついているようにしか見えないかもしれません。

ムギ などの種の先が尖った部分のことを「ノギ」というようですが、私は「ノゲ」という言い方をします、これは方言なんでしょうか。しかし、最近「U字工事」のおかげで、栃木の人は「ゴメンネ~ゴメンネ~」って言うんでしょ、と言われたりしますが、
 ・・・言いません。

「ノギ」とは ライムギ 、 コムギ などの種の先が尖った部分のことで、花びらの先の尖った様子を表している。 ネバリノギラン とそっくりだが、ネバリノギランは花びらを開かず、茎にネバネバががある
四季の山野草/ノギラン(芒蘭)

ケナツノタムラソウ(毛夏の田村草)です。ドンと突き出したオシベと「毛」が特徴。高原や亜高山に生育することから別名はミヤマタムラソウですが、その辺に普通に生えていそうな気がしますが、そうでもないのでしょうか。

似た仲間に、秋の田村草(アキノタムラソウ)があります。

2010年7月14日

キレンゲショウマ(黄蓮華升麻)

黄色でやや厚ぼったい花をつけるキレンゲショウマ(黄蓮華升麻)が咲き始めました。キレンゲショウマは四国山地、九州山地、紀伊半島を中心に分布するブナ林の林床や湿った岩上に生える多年草。この辺りではあまり見ることができない珍しい花です。

レンゲショウマとの関係は?
草姿がレンゲショウマに似ていることからこの名がありますが、キレンゲショウマはゆきのした科の植物。レンゲショウマはきんぽうげ科の植物なので近縁種ではありません。このレンゲショウマが咲くのを楽しみにしている方も多いでしょう。咲き始めたらここでお知らせします。

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ホザキシモツケは日光に自生していますが、ここの足湯ガーデンにあるホザキシモツケ1株も花を咲かせました。

2010年7月9日

ヒメヤブラン(姫藪蘭)

一見ジャノヒゲかと思いましたが何か違う。花は上向きで淡い紫色・・・・。 ヤブラン(藪蘭)ほど大きくないことから、ヒメヤブラン(姫藪蘭)でしょう。5mmほどの小さな花ながらよくみると美しい花を咲かせていました。この花はトレッキングコース14と10の間ので咲いていたものです。

さらに10番の西ハウス付近のヒメヤブラン画像を追加しました。(7/18)

似た花:花の色は白ながら、チャボリュウノヒゲ。

2010年7月4日

バイカアマチャ(梅花甘茶)

下向きに可愛らしい花を咲かせているのはバイカアマチャ。名前に「梅」とつきますが、梅の花のような形というだけでバイカアマチャはユキノシタ科です。

2010年7月3日

オカトラノオ(丘虎尾)

アジサイの間に所々花を咲かせるオカトラノオ、アジサイとの組み合わせが美しい。花は穂の下の方から先端に向かって咲いてゆきます。

ハンゲショウ(半夏生)

乳茸刺のそばにはハンゲショウがありました。ドクダミ科の植物で、葉の一部を残して白く変化するのが面白い。

そういえば、最近大きな木がそうなっているのを見た・・・と思われた方へ。
それはたぶんマタタビ(木天蓼)のツルが巻き付いた木かもしれません。

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