センニンソウ(仙人草)が咲いていました。美しい花です。センニンソウは大柿花山の入り口の堀付近の樹木にからみついています。センニンソウは「クレマチス」の仲間で、園芸ではセンニンソウをクレマチスの接木用としても使うそうです。
- センニンソウ(仙人草)
全草に毒性があり、切り口に接触すると皮膚炎を起こすこともある。毒性成分はプロトアネモニン。
似た花: ボタンヅル
ボタンヅルはボタンに似た葉姿(1 回 3 出複葉)であることと、茎が木質化することが特徴のようです。
センニンソウ(仙人草)が咲いていました。美しい花です。センニンソウは大柿花山の入り口の堀付近の樹木にからみついています。センニンソウは「クレマチス」の仲間で、園芸ではセンニンソウをクレマチスの接木用としても使うそうです。
全草に毒性があり、切り口に接触すると皮膚炎を起こすこともある。毒性成分はプロトアネモニン。
似た花: ボタンヅル
ボタンヅルはボタンに似た葉姿(1 回 3 出複葉)であることと、茎が木質化することが特徴のようです。
野生のツルボ(蔓穂)が淡い紫色の花をつけていました。
ツルボはユリ科 ツルボ属(Scilla)で、この仲間を園芸では「シラー」と呼ぶことが多いようです。似た名前の花に大蔓穂(オオツルボ)がありますが、オオツルボは園芸種。
自生のヤブランがあちこに咲いています。ヤブランは8月初旬にも掲載しましたが、花期が長いようで数多く咲いているのはこの時期のようです。
別名:リリオペ、サマームスカリ
8月初旬に咲き始めた男郎花(オトコエシ)は、数多くの白花をつけ、あちこちで目立つ存在になっていました。立ち姿がフジバカマ(藤袴)や ヒヨドリバナ(鵯花)にも似ていますが、近くで見ると花が全く違います。
一方、足湯ガーデンの オミナエシ(女郎花)も数多くの花をつけています。
トレッキングコース脇の斜面で、オオヒキヨモギ(大引蓬)が花を咲かせていました。花が地味なためかあまり目立たず気づかない方も多いでしょう。この山には比較的多く自生していますが、関東での分布は限られているようです。自生地は栃木県以西~四国、中国地方。
オオヒキヨモギ(大引蓬)は、一年草の半寄生植物で特定の場所にしか生育できないようです。環境省レッドデータブックでは、絶滅危惧II類(VU) です。もし身近で見つけたら草刈などの時には残しましょう。
似た植物:ヒキヨモギ(引蓬)
一週間ほど前から咲き始めた狸の剃刀(タヌキノカミソリ)ですが、その後園のあちこちで咲き出して、今、狸の剃刀が見頃のようです。
「狸の剃刀」という名前は、キツネのカミソリの二番煎じのようなテキトーなネーミングにも思え、軽く扱われそうですが、なかなかどうして美しい花です。
別名 リコリス・インカルナタ
ゲンノショウコが咲いています。ゲンノショウコという名前は知っていても、日本語でどう書くのか知りませんでした。なるほど「現に良く効く証」ということだったんですね。
中国からの漢方薬が多い中で、日本古来の民間薬の代表として挙げられるのがこの「ゲンノショウコ」。乾燥した葉を煎じて飲むと20~30分で効き目が現れることから「現に良く効く証」という意味で名前が付けられた。
四季の山野草(ゲンノショウコ)
野草園に釣鐘型の白い花が咲いていました。調べたところツリガネニンジン(釣り鐘人参)のようです。ツリガネニンジンは紫色の花で、その紫色の濃さがいろいろあり白に近いものも多いようです。写真のものは真っ白に見えますが、僅かに紫色がかっているように見えました。
真っ白な花のツリガネニンジンは、シロバナツリガネニンジン(白花釣り鐘人参)と呼ばれるそうです。
このところ狐や狸の名のつく植物が集中していますが、またもやキツネです。キツネノマゴ(狐の孫)は、雑草扱いですから草刈であえて残したりはしませんが、草刈を行わないエリアにはいくらでもあります。花も小さいので誰も注目しませんが名前が面白いでしょ・・・。
カタカナで見ると一瞬キツネノゴマ(狐の胡麻)と読んでしまいそうになりますが、キツネノマゴ(狐の孫)で、ちゃんとキツネノマゴ科が存在します。それなら少し小型の近縁種なら「キツネノヒマゴ」とでも呼ばれそうなものと思い・・・・調べてみると、なんと琉球列島や九州にはその「狐の曾孫」があるそうです。
似た花:ハグロソウ(葉黒草)
キツネノカミソリはイノシシに荒らされたあとなんとか花を咲かせましたが、ダメージはあったようで見栄えはしません。今日見てみるとその奥に狸の剃刀(タヌキノカミソリ)が顔を出していました。これもヒガンバナの仲間です。
夏の暑い時期はどうしても咲いている花の種類が少なくなりますが、レンゲショウマやキレンゲショウマは花期が長く今も咲いています。青空に白い花を咲かせているのがノリウツギ、その次が水引。最後の怪しい花は・・・実は、誰もがご存知のミョウガの花です。
野草園の奥の少し薄暗い場所でモミジガサ(紅葉傘)が花をつけていました。地味ですがいかにも山野草の花といった雰囲気です。写真では所々に白い花がありますがヤブミョウガの花です。