草丈1mくらいある大きな ナルコユリ(鳴子百合)が、たくさんの花をつけていました。花は1列、これくらいの大きさだと迫力があります。
似た植物:オオナルコユリ(大鳴子百合)
草丈1mくらいある大きな ナルコユリ(鳴子百合)が、たくさんの花をつけていました。花は1列、これくらいの大きさだと迫力があります。
似た植物:オオナルコユリ(大鳴子百合)
オオヒキヨモギ(大引蓬)が大きくなっていました。この姿がキク科の「ヨモギ」に似ているから名前にヨモギがつく。納得していただけたでしょうか。
普通の「ヨモギ」はキク科
オオヒキヨモギ(大引蓬)はヨモギとつくもののゴマノハグサ科であり、キク科の「ヨモギ」とは無関係、他人の空似のようなものでしょう。
アザミも種類が多く区別が難しいのですが、この季節に咲いている「アザミ」は、おそらくノアザミ(野薊)。
ナルコユリ(鳴子百合)が白い花をつけていました。ミヤマナルコユリより少し開花時期が遅いようです。
ほっそりした葉で丸い茎、花が一列に並ぶのがナルコユリ。
フタリシズカ(二人静)が花をつけていました。「二人静」だけに花穂が2本あるわけ。
・・と思ったのだが、実際には花穂が3本のものも、
いや、花穂が4本のもの。あるいはそれ以上のものもカンタンに見つかります。この場合「四人静」とでも呼ぶのかと言えば・・・もちろんそんなことはない。
ミヤマナルコユリ(深山鳴子百合)が花をつけていました。花は左右に振り分けられたように2列についています。
同じ方向に並んだ花穂の姿を、打ち寄せる波の波頭に見立てて「立浪草」。花を見て思い出すのにうまいネーミングだと思います。
ウワバミソウ(蟒蛇草)が花をつけていました。しかし、これが花なのかというくらいの質素なもの、花弁はあるのだろうか?
別名ミズナと呼ばれ、山菜としてその茎の部分が食べられるようです。ただし、ウワバミソウが生えているのは整備中の湿地のため、遠くからしかご覧いただけないかもしれません。
似た植物:ヤマトキホコリ(ウワバミソウと違って花期は秋、また葉先はとがらない)
写真で、マムシグサがどこにあるかわかりますか?
野草園にはマムシグサやムサシアブミ、ユキモチソウなどテンナンショウの仲間が結構多くあるのですが、このようにまわりの植物に紛れてわかりにくいこともあるようです。探してみてください・・。
この山に自生するキンラン(金蘭)が咲いています。しかし数株しか確認できていません。キンラン(金蘭)は樹木の根に寄生しているようなもので、移植は無理、手を触れずそっと観察しましょう。
杉林の下の湿地エリアに、紫色のエンレイソウが咲いていました。この紫花はムラサキエンレイソウ (紫延齢草)と呼ばれることもあるようなのですが・・・。
下の写真は2日後の5月14日に撮影したもの。
シロバナエンレイソウは通常白の花弁です。しかし、開花から日が経つと花弁が赤みを帯びることがあるとされているため、名前はシロバナエンレイソウのままで良さそうです。
すべてのシロバナエンレイソウがムラサキに変化するわけではなく、シロバナのまま咲き終えることが多いのでしょう。逆に開花時からムラサキ色の場合もあります。また、変化する場合でも、その濃さはまちまちのようです。
別名:ミヤマエンレイソウ