園内のところどころで見かける「ドンと突き出したオシベ」と毛深い「毛」が特徴の花は、ケナツノタムラソウですね。花の色は淡い青。
別名:ミヤマタムラソウ
園内のところどころで見かける「ドンと突き出したオシベ」と毛深い「毛」が特徴の花は、ケナツノタムラソウですね。花の色は淡い青。
別名:ミヤマタムラソウ
この山に自生するオオヒキヨモギ(大引蓬)が大きくなっていました。黄色の花をつけ始めるのは8月初旬頃、8月中旬には多くの株が花をつけるでしょう。
注!ヨモギではありません。
この姿がキク科の「ヨモギ」に似ているから名前にヨモギがつくのですが、オオヒキヨモギはゴマノハグサ科であり他人の空似のようなもの。
足湯ガーデンに、濃いピンクのシモツケソウ(下野草)が咲き始めました。
杉林の間の道の脇などで、アカショウマが咲いています。
軸に近いほうから咲き始め・・・
全体が咲くと、少し暗い森の中でもその白さが際立ってきます。
このほうが花の様子がわかりやすいでしょうか(6月7日追加)
この季節に咲いている「アザミ」は、おそらくノアザミ(野薊)。
大柿花山に「アザミが咲いているか」というお問い合わせをいただきましたが、ノアザミが咲いていました。但しこの山では数はそう多くありません。
ミヤマナルコユリに少し遅れて、ナルコユリ(鳴子百合)も花をつけていました。
ミヤマナルコユリと違って一列に花が並んでいるのがわかるでしょう。茎は丸く葉はほっそりとしています。
ミヤマナルコユリ(深山鳴子百合)が花をつけていました。花がはっきりと左右に振り分けられたように2列についていて、茎の断面が丸ではなく筋がついている(リョウがある)のが特徴。
少し薄暗い木の下で、花穂を伸ばしている植物がありました。おそらくアカショウマだと思います。
アカショウマの葉は根茎から根生し3回3出複葉であること。小葉の縁は重鋸歯で表面には毛がないこと。
野草園の奥にハッカクレン(八角蓮)が咲いていました。しかし、暗く花が葉の下に咲くこともあって、どうもうまく撮れません。
メギ科 ハッカクレン属 ハッカクレン
ハッカクレンは台湾や中国の深山の林床に生える大型の植物です。太い茎の先端に大きな角のある葉を2枚広げ、葉の下に赤褐色の抱え咲きの花を数輪咲かせます。
ハッカクレン育て方|みんなの趣味の園芸
足湯ガーデンにはテンナンショウの仲間が多く顔を出します。ムサシアブミやウラシマソウ、ユキモチソウも顔を出しましたが、これはおそらくマムシグサでしょう。
ウワバミソウ(蟒蛇草)が花をつけようとしていました。
ウワバミソウは別名「ミズナ」と呼ばれ、その茎の部分が山菜として食べられます。(但し、大柿花山での野草の採取は一律に禁止されています)
フタリシズカ(二人静)が花をつけていました。しかし・・先日降ったヒョウのため葉がボロボロになっています。
二人静だから「2本の花穂」・・確かにそうなんですが、現実には3本や4本以上の株も珍しくありません。