まだ紫陽花も咲いていないというのに・・萩の花が咲いていました。調べたところチョウセンキハギ(朝鮮木萩)のようです。
似た花:ケハギ、ヤマハギ
まだ紫陽花も咲いていないというのに・・萩の花が咲いていました。調べたところチョウセンキハギ(朝鮮木萩)のようです。
似た花:ケハギ、ヤマハギ
野草園に濃いピンクの山椒薔薇のような花が咲いていますが、ハマナスの仲間でしょう・・。
赤、赤紫から青、そして淡い青、さらに咲き終わったあとのグレイッシュなカラーも含めると、とても豊かな色彩を持った可愛らしい花です。
これがヨツバハギ(四葉萩)かどうかは確認中
キキョウに似た花を咲かせているのは、そのまま「キキョウソウ」。道路脇などで良く見かける帰化植物ですが、花山の頂上近くにも数株侵入していました。
キキョウソウは、まず葉ごとに閉鎖花をつけ、のちに茎の上のほうにふつうの花を咲かせます。写真で葉の上にある実のような形のものが閉鎖花。
下の写真は、約1週間前の6月3日に撮影した開花する前のキキョウソウです。しかし、すでに閉鎖花が出来ているので「この状態でも花」と言えないこともない。
キキョウソウに似た植物にはヒナキキョウソウがあり、ともに北アメリカ原産の帰化植物です。違いはキキョウソウの葉が丸いのに対して、ヒナキキョウソウは細長くて先が尖っていること。いづれも繁殖力は旺盛のようですから除草が妥当です。
別名:ダンダンギキョウ(段々桔梗)
これに似た在来種の野草としてはヒナギキョウがあり、名前が似ていて記憶が混乱しそう。
コアジサイ(小紫陽花)からヤマアジサイ(山紫陽花)へ
コアジサイはそろそろ終わりの時期、それと入れ替わるようにヤマアジサイが咲き始めています。
ムラサキカタバミ(紫片喰)は、南アメリカ原産で、文久年間(1861~1863年)に観賞用として導入された。美しい花なのだが繁殖力が強すぎるのが問題となっている。
ムラサキカタバミ(紫片喰)は要注意外来生物
繁殖力が強く、一度畑地に入ると、耕耘によって小鱗茎が分散し増殖するの難防除の雑草となっている。
ヨーロッパ及びコーカサス地方原産、釣鐘型の淡い青紫が美しい花。昭和の時代には栽培され食用にされたようなのだが・・・。
その後、発がん性物質が認められ、食用には適さないとされたため、たまに栽培逸出した花が見られるだけになったようです。
色々な植物を食べたいとは思うのですが、あとになって毒性が発見される植物があることを知ると、野草を食べるのは程々にしたほうが良いのかもしれません。紙一重で薬にも毒にもなるわけですから。
諸外国では、コンフリーを摂取した場合の主要な健康被害として、肝障害が報告されています。主な肝障害は肝静脈閉塞性疾患で・・・。
厚生労働省/シンフィツム(いわゆるコンフリー)及びこれを含む食品の取扱いについて
サラサウツギが咲いていました。サラサウツギは花びらの外側がピンクで内側が白の八重咲きの美しい花。
野草園の上の斜面で真っ赤なウツギが咲いていました。ベニウツギと思われますが・・。
べニウツギが盛期です。山地や谷沿いに咲くタニウツギに似た花の色をして居ます。この赤い花がベニウツギ。
ベニウツギとバイカウツギ
ヨツバハギ(四葉萩)が花を咲かせていました。しかし本当にヨツバハギなのかどうか自信がなくなってきた。・・というのはオオバクサフジとの区別はできているか疑問だからです、確認中。
オオバクサフジ(大葉草藤)は葉軸の先端が巻きひげになる。ヨツバハギは普通「巻きひげとはならずに小突起で終わる」とされるが写真では「巻きひげ」が見える。
似た植物:エビラフジ(箙藤)、ヒメヨツバハギ(姫四葉萩)、オオバクサフジ(大葉草藤)
ナンテンハギ(南天萩)が咲きました。葉がナンテンに似ているのでナンテンハギ(南天萩)ですが、2枚葉なのでフタバハギ(二葉萩)とも呼ばれます。
ナンテンの葉は以下。
別名:フタバハギ。
アザミも種類が多く区別が難しいのですが、この季節に咲いている「アザミ」は、おそらくノアザミ(野薊)。