秋の日差しを浴びて、いっせいにツルボ(蔓穂)の花穂が伸びていました。
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2011年9月15日
ツルボ(蔓穂)
タデアイが可愛らしい花をつけていました。タデアイ(蓼藍)は、より単純にアイ(藍)とも呼ばれ、これを発酵させたものが藍染めの原料として使われます。
このタデアイ(蓼藍)は自生種ではなく、ここで栽培したものです。イヌタデによく似ていますが、葉の形が丸いのが特徴的。
花はフジカンゾウに良く似ていますが、中心に「濃い紫色で縁どられた黄緑色」があること、そして小葉が3枚であることから、アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)でしょう。
アレチヌスビトハギは、北アメリカ原産の帰化植物。繁殖力が強いためしばしば群生し在来の植生を圧迫するとさてれいます。
真っ赤な実をつけていたのは「アオハダ」、なかなか綺麗です。
ヤマボウシの実が熟していました。口に入れてみると、あっさりとした甘さで桃のような風味の果実でした。
2011年9月10日
ツリフネソウ(釣船草)
5番から6番にかけての湿地エリアにツリフネソウ(釣船草)が咲き出しました。
別名:ムラサキツリフネ(紫釣船)
全草に毒性があります。
ノダケ(野竹)が咲いていました。美しい赤紫色に見える部分は、花を拡大して見てみるとヤクであることがわかります。
野竹という名前ながら、竹の仲間ではなくセリ科の植物。
エノキグサ(榎草)なのだが、この写真を見ると、包葉を編み笠に見立てた別名の「アミガサソウ」のほうがぴったりという気がする。
別名:エノキグサ(榎草)
名前にヒヨドリがつく植物をもう1つ。「ヒヨドリジョウゴ」が花をつけていました。この時期は園内のあちこちで見ることができます。
似た花:マルバノホロシ、ヤマホロシ。
コース脇のあちこちで自生のヤブランが咲いています。ヤブランは蕾も可愛らしいですね
別名:リリオペ、サマームスカリ
ヨツバハギ(四葉萩)がまもなく花を咲かせようとしていました。花はナンテンハギによく似ていますが、ご覧のとおり「葉が四つ葉」です。
似た植物:エビラフジ(箙藤)、ヒメヨツバハギ(姫四葉萩)、オオバクサフジ(大葉草藤)
ナンテンハギ(南天萩)が咲いていました。萩の仲間は区別しにくいのですが、葉がナンテンに似ている2枚葉という特徴から、他との区別は割と簡単。
別名:フタバハギ。