見晴らし台付近のナツハゼ(夏櫨)が実をつけていました。
その隣にあるブルーベリーの実は、すでに完熟。
ナツハゼ(夏櫨)の実は食べられるはずです。
見晴らし台付近のナツハゼ(夏櫨)が実をつけていました。
その隣にあるブルーベリーの実は、すでに完熟。
ナツハゼ(夏櫨)の実は食べられるはずです。
地味目の花が続いていますがこれはシオデ(牛尾菜)の花でしょう。ただし、ちょっと写真を撮る時期が早かったかもしれません。これから咲こうとしているところです。シオデはサルトリイバラ科。
シオデはタチシオデと違って茎に稜がある。
オニドコロが花を咲かせていました。葉はヤマノイモ(山芋)によく似ていますが、そのつき方が交互につく互生です。
オニドコロ(鬼野老)は、初夏に花をつける タチドコロと良く似ています。より小型の植物にヒメドコロもあります。
11と16の間のトレッキングコースにノギランが咲いていました。その色合いのせいで、ぱっと見、花というより枯れた穂先がついているようにしか見えないかもしれません。
ムギ などの種の先が尖った部分のことを「ノギ」というようですが、私は「ノゲ」という言い方をします、これは方言なんでしょうか。しかし、最近「U字工事」のおかげで、栃木の人は「ゴメンネ~ゴメンネ~」って言うんでしょ、と言われたりしますが、
・・・言いません。
「ノギ」とは ライムギ 、 コムギ などの種の先が尖った部分のことで、花びらの先の尖った様子を表している。 ネバリノギラン とそっくりだが、ネバリノギランは花びらを開かず、茎にネバネバががある
四季の山野草/ノギラン(芒蘭)
ヤブガラシ(藪枯らし)の花が咲いています。レンスごしに見るとなかなか面白い花なのですが・・・。 このヤブガラシは別名ビンボウカズラとも呼ばれ、他の木々にからみつき枯らしてしまいます。そこで駆除したいのですが、根ごと枯らさないかぎり根絶できないのでやっかいな植物です。
ヤブガラシをインターネットで検索すると、関連単語の上位に上がってくるのが、駆除、根絶、除草ですから、どれだけ嫌われているのかわかりますね。
写真追加(8月9日)
ヤブガラシの除草
ヤブガラシを調べていて、その駆除にラウンドアップがを使うという方法が紹介されていました。50倍希釈程度のラウンドアップをビニール手袋の上にかぶせた軍手などにしみこませ、ヤブガラシの茎や葉に薬剤を付着させヤブガラシに吸収させて根まで枯らすという方法です。
ラウンドアップはかなり強い薬剤なので、散布すると他の植物に悪影響が出そうですがこの方法ならヤブガラシをピンポイントで駆除できるかもしれません。私はほぼ同じ成分のタッチダウンを使って試しましたが、効果がありました。詳しくは検索などで調べてみてください。
ツクバネウツギはここでいくつか取り上げましたが、ウツギとつかない「ツクバネ」もあると園主の大出さんに聞いて、さっそく見てきました。なるほど大きなツクバネが枝の先についています。ツクバネの中心部にある小さなものが花なんでしょう。ツクバネは雌雄異株なのでこの写真は雌株。
ツクバネを調べてみると、アセビやモミなどの根にツクバネの根の一部が寄生するという半寄生植物で、乾燥する急斜面や尾根に生育するそうです。このツクバネがあるのは15番からと16番方向に少し下った所で、大柿花山でも限られた場所にしかないようです。
ハナイカダの実が大きくなっていました。葉の上にちょこんと実がつく様は何度見ても面白い。この写真のハナイカダは6-1から7に行く途中の杉林の中の右側です。
8月6日の写真を追加:実が黒くなっていました。
乳茸刺のそばにはハンゲショウがありました。ドクダミ科の植物で、葉の一部を残して白く変化するのが面白い。
そういえば、最近大きな木がそうなっているのを見た・・・と思われた方へ。
それはたぶんマタタビ(木天蓼)のツルが巻き付いた木かもしれません。
タチドコロは雌雄異株、株によって雄株と雌株があります。
タチドコロの雄株
タチドコロの雌株、雌花
この毛の生えた丸いものはいったい何かと思ったら、 ヒメコウゾ(姫楮)の雌花が咲いたあとの果実のようです。
果実は集合果で直径1cmほどの球形、初夏に橙色~赤色に熟す。クワと違って熟しても黒くはならない。甘いが、花柱が残るためざらつき、あまり美味しくない。クワの実のような果樹としての価値はない。
植物の生態散歩 / ヒメコウゾ(姫楮)
大柿花山の見晴らし台付近などに、ブルーベリーの実のような花を咲かせている木があります。調べてみるとナツハゼの木でした。やがてこの木にもブルーベリー同様に丸い実がつきます。写真は5月26日と6月1日に撮影。
この時期のブルーベリーはというと、こんなに実が大きくなっていました。
これは、さつきとしては黄色にもっとも近いとされている品種「黄龍」。
ここ大柿花山大出氏の作出です。