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2010年9月11日

カラムシ(茎蒸)

現在ではすっかり雑草として扱われていますが、古来から繊維をとるために栽培されてきたのがこのカラムシ(茎蒸) 。戦時中は同じイラクサの仲間のアカソ(赤麻)やヤブマオ(藪苧麻)などと共に、繊維をとるために利用されたと聞いています。
別の表記: カラムシ(苧麻)

カラは茎・幹。殻に通じる。ムシは、茎の外皮からとった繊維。古く、茎皮をそいで繊維をとったところから、本草をカラムシという。繊維をよって糸としたものがオ(苧)。それで本草にマオ(真苧)の名がある。
カラムシ 和泉晃一080610080625

関連する植物: コアカソ(小赤麻)、 メヤブマオ(雌藪苧麻)

ヘクソカズラ、実

何の実かと思っていましたが…、ヘクソカズラ(屁糞蔓)の果実のようです。よく見るとなかなか美しいもの。

2010年9月6日

ヤマノイモ(山芋) むかご

これはご存知ですね、ヤマノイモ(山芋)の雄株についていた「むかご」。むかごは、雄株にもつくことからもわかるように、これはタネではなく、ヤマノイモ自体のクローンです。

食べられます。むかごご飯の季節でございますね~。

ヤエノコガクウツギ(八重の小額空木)の花期はとうに終わっていますが、現在でもこのように緑色の花が残っています。緑色の花と言っても、花に見える部分は実際には萼ですから、萼が残っていると言ったほうが良いのかもしれません。

意外にも綺麗でした。咲き始めが緑、そして純白、その後また緑にもどるわけですね。

ヒナタイノコヅチ

ひっつき虫として衣服へつくので嫌われる イノコズチの仲間。花はどこにあるんだろうと探して見ると、最後の写真に小さく写っていますがわかりますか?

ヒナタイノコズチとヒカゲイノコズチがありますが、毛深いことから、おそらく「ヒナタイノコヅチ」と思われます。

2010年9月5日

ツルニンジン(蔓人参) 蕾

つる性の植物に緑色のフウセンのようなものが・・なんでしょう。花山の大出さんによれば「ツルニンジン」の蕾ではないか、とのことでした。ツルニンジン(蔓人参)はキキョウ科の植物、なるほど蕾がキキョウに似ています。よく見ると蕾の中の水滴が透けて見えますが、何か理由があるのでしょう。

これは、まだつぼみのオヤマボクチ(雄山火口)。

オヤマボクチは葉が牛蒡に似ているためか、別名を「ヤマゴボウ」とも言います。このオヤマボクチの葉には豊富な繊維があり、それを蕎麦のつなぎとしたり、餅に入れて草餅として食す地域もあるようです。それならば、その根が山菜のヤマゴボウかと言うとそうでもないらしい・・・。

ここから話がややこしくなります。
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2010年9月4日

タチカモメヅル?

名前がなかなかわからない植物も時々あります。これは「カモメヅル」の仲間だろう、まではすぐに見当がつきましたが、花弁がそれほど長くないので「タチカモメヅル」だと思われるのですが・・・。

しかしながら、タチカモメヅルの花は赤紫色なので色が違います。花が緑色の「アオタチカモメヅル」という種類が近そうです。ただ、この写真では中心部が赤紫なので、どう解釈したらよいのやら・・・結局はっきりしません。このつるは花山入り口の堀の脇の物。

※追記 タチカモメヅルではなく、ナガバクロカモメヅル(長葉黒鴎蔓)の可能性が高そうです。(2012年7月14日)

2010年9月1日

ヤマノイモ(山芋) 雌株

これはヤマノイモ(山芋)の雌株の果実で、現在こんなに大きくなっていました。よく見るとその中身の種子が透けて見えます。暑いこの時期にはこの涼しげな色が良いですね。

遠くからでもわかる三角の葉に覆われた木。そう、ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)の仕業に違いありません。ちょっと油断すると、すぐこんなになってしまいます。

・・・しかし、これを書いている私にも油断がありました。どうもこれは「ママコノシリヌグイ」ではなさそうなのです。

イシミカワ(石見川)にはピンク色の花がない

後日確認したところ「イシミカワ」だとわかりました。遠くからでは気づきませんでしたがこの植物には「継子の尻拭い」特有のピンク色の花がありません。イシミカワの花は淡い黄緑色をしています。

特徴的なのは下の写真のような球形の果実。果実は淡い赤紫から青のとても美しい色をしています。また、茎に細く鋭いトゲが密集していて危ないところなど、それ以外の特徴は「継子の尻拭い」とそっくりです。

良く似た植物:ママコノシリヌグイ

2010年8月5日

オニドコロ(鬼野老)

オニドコロは雌雄異株で、前回紹介した時に雌花の写真がなかったため再掲載します。
オニドコロの雌株、雌花

オニドコロの雄株、雄花

これも他の植物にからむため除去しますが、多すぎてすべての除去は無理のようです。

ヤマノイモとの比較

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メヤブマオ(雌藪苧麻)

イラクサの仲間のメヤブマオ(雌藪苧麻)が花を咲かせています。メヤブマオはヤブマオより雌花がまばらにつき、葉の先が3裂するのが特徴。イラクサに比べればまだ許せる感じはしますが、やはり除草対象でしょう。

ヤブマオに似ているが,メヤブマオの雌花序は雌花の集団がまばらにつく点がポイント。ヤブマオは密になる。また,メヤブマオの葉の形は広卵形で基部が切形なのに対して,ヤブマオでは卵形で基部は円形になる。
メヤブマオ【植物図鑑・撮れたてドットコム】

・・・さらに除草対象の草がつづきます。

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