大柿花山の彼岸花が咲き始めました。古来から日本にある種類の「真っ赤な彼岸花」の群生です。今年はいつもの年より開花が遅れていて、咲きそろうのはもう少し先ですが、咲き始めの初々しい姿を見ることができました。
彼岸花の群生は野草園周辺に数カ所、その他、山のあちこちで咲き始めます。まだほとんど開花していない群生もあります、しかし咲き始めると次々と開花し一気に満開になります。
大柿花山の彼岸花が咲き始めました。古来から日本にある種類の「真っ赤な彼岸花」の群生です。今年はいつもの年より開花が遅れていて、咲きそろうのはもう少し先ですが、咲き始めの初々しい姿を見ることができました。
彼岸花の群生は野草園周辺に数カ所、その他、山のあちこちで咲き始めます。まだほとんど開花していない群生もあります、しかし咲き始めると次々と開花し一気に満開になります。
古来の「彼岸花」が開花間近
これは山草園付近の斜面の写真です。古来から日本にある「真っ赤な彼岸花」の花芽が雨後のタケノコのごとく出てきました。今週末か、ちょうど彼岸の入り(今月20日)頃には開花の見込みです。
大柿花山のコース2~4、そして5番にかけての彼岸花コレクションのエリアには、園芸種のリコリス(彼岸花)のうち早咲きの種類が次々に咲いていますが、今日の雨で花芽が伸びが加速しそうです。この真っ赤な彼岸花は園芸種のリコリスの1つです。
まだまだ猛暑が続いていますが、山は秋の気配が感じられるようになってきました。大柿花山では主な場所の下草刈りが終わったようで、トレッキングコースがすっきりしました。
今月、ヒガンバナ科の花をいくつか紹介しましたが、今咲いているのは狸のカミソリや早咲きの一部の品種の彼岸花だけで、本格的に咲き出すのはまだ先です。彼岸花が咲くのを楽しみにしている方はもうしばらくお待ちください。
大柿花山では、山全体の下草刈りが行われています。
草刈りが終わった場所には、所々に彼岸花が咲き始めています。このコーラルピンクの花は彼岸花の園芸種で品種は「リコリス・ヘイジャクス」のようです。
野草園のイノシシに荒らされた箇所には、イノシシよけのフェンスが設けられました。できればフェンスなどないほうが良いのですが、しかたありません。そのフェンス際に小さい花が咲いているのがヌスビトハギです。最後がアザミ、あらためてみると美しい色ですね。
まだまだ暑い日が続いていますが、ワレモコウ、桔梗など・・・ 季節の移り変わりは早いものです。ときおり涼風も感じられるこのごろ、秋が近いことを知らせています。
左からシキンカラマツ、桔梗、芙蓉。
ワレモコウ
アキノタムラソウ、ツクバネ、ブルーベリーの果実
ソバ、アカソバ
大柿花山併設のブルーベリー農園で「ブルーベリー狩り、食べ放題」を実施します。
市販のブルーベリージャムの甘さに慣れていると、生の完熟ブルーベリーの意外にもあっさりとした甘さに驚くかもしれません。
時間は1時間、ゆったりとお楽しみいただけます。ブルーベリーの熟度によっては実施できない日もありますので、事前に大出(おおいで)までお問い合わせください。
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ブルーベリー狩り、食べ放題:1時間
大人500円(子供300円)
ブルーベリー1パックおみやげ付き
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問い合わせ:090-5513-5813
栃木植物園 大柿花山:大出
大柿花山の足湯ガーデンには四季の花が楽しめるよう、多くの花木、山野草が植えられています。春にはオオバナノエンレイソウやヒメオドリコソウが咲いていた場所に、テンナンショウ属の芽が出現し、夏にはチダケサシやシモツケソウ、ヘメロカリスなどが咲きます。
ここまでの写真で、花の他に雑多な草が生えていることにお気づきでしょう。たとえばへメロカリスの写真では、へメロカリスだけでなく間に雑多な草が混ざっています。実はこれ、手入れをしていないのではなく、なるべく自然に咲いている状態に近づけるため雑多な草も残してあるのです。
また他の雑多な植物に支えられるようにして花を咲かせる野草もあり、うっかり除草すると残したい植物にも影響が出たりすることもあり、意外に難しい。
ただ、実際にはツル性の植物や繁殖力の強い帰化植物、へメロカリスの見栄えを損ねそうな植物は引きぬくなど手は加えてあります。
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6月12日(土曜)に、大柿花山で「蕎麦と山菜」を食べる会が開かれます。特に、ここの蕎麦は抜群にうまいので、蕎麦好きの方は参加してみるのも良いかもしれません。但し人数に限りがあります、興味のある方は事前に問い合わせてください。
また、この季節は大柿花山の近くの川で蛍が舞います。時間に余裕のある方は、さらに日が暮れるまで待ってこの蛍も見るというのもいかがでしょう。
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日時:6月12日(土曜) 12:00から
会費:1500円(グリーン会員は1200円)
栃木植物園 大柿花山 Tel 0282-92-0871
大柿花山 大出直通 090-5513-5813
久々に良い天気に恵まれ、雲ひとつない青空です。
気温がそう高くなかったこともあり快適に山歩きが出来ました。
ウツギ、ネジキ、ナツハゼ、など
温室内に黄色のサツキ黄龍(オウリュウ)が展示されています。この時は、その隣に青いケシも展示してありましたが、非常に綺麗な青でした。野草園東の山を歩いてみると、春先に花をつけた木に実がなっていました。その下でヤマアジサイが咲きはじめましたが、多くのあじさいが咲き揃うまでにはもう少し時間が必要です。
最初の3枚の写真はトレッキングコースから、それ以外は足湯ガーデン付近。
ツツジが咲いていますが、シャクナゲはそろそろ終わりそうです。ところで、トレッキングコースを歩いていると、ところどころに土を堀った跡があります。実はこれ、イノシシが夜中に百合根などを探すために堀り返した跡で、埋戻してもまたすぐ掘られたりするため大柿花山では手を焼いているそうです。以前の大柿花山には山百合が咲いていたのですが、イノシシの被害を減らすため、残った山百合も抜くしかなかったそうです。
尚、昼間はイノシシを見かけたことはないので人への危害の心配はなさそうです。