花の直径が5~6mm程度と小さな花です。花弁が10枚に見えますが、マクロで見る2つ1組の5枚の花弁であることがわかります。これは茎が赤味を帯びていないことからミドリハコベでしょう。
ナデシコ科ハコベ属
花の直径が5~6mm程度と小さな花です。花弁が10枚に見えますが、マクロで見る2つ1組の5枚の花弁であることがわかります。これは茎が赤味を帯びていないことからミドリハコベでしょう。
ナデシコ科ハコベ属
ハコベより大型というのが名前の由来のようですが、ウシハコベも十分に小さいので、大きさで見分けるのは困難かもしれません。では何で見分けるかと言うと・・・。
コハコベとの違いは雌しべ。ウシハコベの雌しべは先が 5 つに分かれていること。
ノミノフスマが花をつけていました。と言っても3mmくらいしかない小さな花。花の似ているミドリハコベに比べて全体的に小さく華奢な感じで葉も細い。
ナデシコ科ハコベ属
コハコベのように赤味を帯びないミドリハコベ。ノミノフスマに比べれば大きく感じますが、それでも花の直径が5~6mm程度ですから小さな花です。
ナデシコ科ハコベ属
ミミナグサ(耳菜草)が咲いています・・と言っても「どこに・・」とは聞かないでください。
そこいらじゅうに生えています。まあ、雑草ですから、レンズを向ける方は少ないでしょう。
似た植物:オランダミミナグサ
ナデシコ科ミミナグサ属
コース脇によく見かける白い小さな花をつけているのがウシハコベ(牛繁縷)。花をのぞくようにして見ないと、ウシハコベかどうかわかりにくい。
ナデシコ科ハコベ属
この季節ともなると、ハコベ(繁縷)も随分と大きく育っていました。それでも、レンズを近づけてみないと、その花の精密さはわかりません。
ハコベはハコベ属の総称であり、単に「ハコベ」と言うと、このコハコベ(小繁縷)を指すことが多いようです。
ナデシコ科ハコベ属
一見、ハコベかと思いましたが、花の切れ込みが違います。確認してみるとミミナグサ(耳菜草)のようです。
オランダミミナグサ
似た植物には、帰化植物のオランダミミナグサがあり、しばしばミミナグサの近くに生えています。花が閉じた時ミミナグサと違ってガクから大きくはみ出すのが特徴。
オランダミミナグサとの違いは、ミミナグサは花柄が長いことと、茎が紅紫色になること。
plantsindex.com / 白い小さな星形の花
ミミナグサ(耳菜草)の脇に大きなウシハコベ(牛繁縷)が花を咲かせていました。生育場所によって大きさが随分と変わるものです。
ウシハコベは茎の節が暗紫色であることも特徴
淡い赤紫の花を咲かせているのがヒメオドリコソウ(姫踊り子草)で、ヨーロッパ原産の帰化植物。写真にはオオイヌフグリや黄色い花のノボロギクも写っていますが、面白いことにこれらもヨーロッパ原産。白の花はハコベです。
ヒメオドリコソウは明治中期には東京で確認され、オオイヌフグリとノボロギクは明治初期に帰化したとされています。
レンズを近づけてみると精密な植物の姿が見えてくる・・・。
別の言い方をすれば、レンズがないと良く見えないのがハコベ(繁縷)の花。
別名:コハコベ
似た植物: ウシハコベ(牛繁縷)
ハコベは ウシハコベと良く似ています。その区別は雌しべの先端がいくつに分かれているかで見分けられます。3つに分かれているのが ハコベ、 5つに分かれているのが ウシハコベ。
日本中どこでも見られるウシハコベ(牛繁縷)。ハコベ(繁縷)より大型というのが名前の由来のようです。しかしウシハコベも十分小さいので、大きさで比較するのは困難です。さて、何で見分けるかと言うと・・・。
コハコベとの違いは雌しべ。ウシハコベの雌しべは先が 5 つに分かれている。