センニンソウ(仙人草)が咲いていました。美しい花です。センニンソウは大柿花山の入り口の堀付近の樹木にからみついています。センニンソウは「クレマチス」の仲間で、園芸ではセンニンソウをクレマチスの接木用としても使うそうです。
- センニンソウ(仙人草)
全草に毒性があり、切り口に接触すると皮膚炎を起こすこともある。毒性成分はプロトアネモニン。
似た花: ボタンヅル
ボタンヅルはボタンに似た葉姿(1 回 3 出複葉)であることと、茎が木質化することが特徴のようです。
センニンソウ(仙人草)が咲いていました。美しい花です。センニンソウは大柿花山の入り口の堀付近の樹木にからみついています。センニンソウは「クレマチス」の仲間で、園芸ではセンニンソウをクレマチスの接木用としても使うそうです。
全草に毒性があり、切り口に接触すると皮膚炎を起こすこともある。毒性成分はプロトアネモニン。
似た花: ボタンヅル
ボタンヅルはボタンに似た葉姿(1 回 3 出複葉)であることと、茎が木質化することが特徴のようです。
名前がなかなかわからない植物も時々あります。これは「カモメヅル」の仲間だろう、まではすぐに見当がつきましたが、花弁がそれほど長くないので「タチカモメヅル」だと思われるのですが・・・。
しかしながら、タチカモメヅルの花は赤紫色なので色が違います。花が緑色の「アオタチカモメヅル」という種類が近そうです。ただ、この写真では中心部が赤紫なので、どう解釈したらよいのやら・・・結局はっきりしません。このつるは花山入り口の堀の脇の物。
※追記 タチカモメヅルではなく、ナガバクロカモメヅル(長葉黒鴎蔓)の可能性が高そうです。(2012年7月14日)
これはヤマノイモ(山芋)の雌株の果実で、現在こんなに大きくなっていました。よく見るとその中身の種子が透けて見えます。暑いこの時期にはこの涼しげな色が良いですね。
午後の日差しの中で、ヘクソカズラ(屁糞蔓)の花が輝いていたので再掲載。中心部の深みのある赤、花の造りとも、やはり美しい。
サルトリイバラ(猿捕り茨)でまったく刺のないものがありました。「トゲ」がなかったらサルが捕れないから、サルトレナイイバラじゃないか・・・。冗談はともかく、写真のサルトリイバラにはトゲがまったくありません。実はこれに気づいたのは偶然で、サルトリイバラの特徴である「トゲ」の写真を撮ろうとしたら「あれれ!肝心のトゲがない」と驚いたのです。
しかし、このサルトリイバラの近くには、ほんのわずかに刺があるものもありました。また後日他の場所のサルトリイバラを確認してみると刺のないものがありましたから、この山ではそう珍しくはないようです。調べてみると小笠原に自生する「トキワサルトリイバラ」が近そうなのですが、分布域が全く違うので・・・というわけで、はっきりしません。
オニドコロは雌雄異株で、前回紹介した時に雌花の写真がなかったため再掲載します。
オニドコロの雌株、雌花
オニドコロの雄株、雄花
これも他の植物にからむため除去しますが、多すぎてすべての除去は無理のようです。
少し縮れたような花の中心部の深い赤紫が美しく、意外にも可愛らしい花を咲かせるヘクソカズラ。これなら小さな鉢に仕立ててもいいかもしれないと思うくらいですが、問題は茎や葉を折った時に出るあのいやな匂い。惜しいですよね~。しかし、いくらなんでもヘクソカズラ(屁糞葛)の名はあんまりかもしれません。
匂いなど気にせず栽培してみますか?近くの生垣などを探せばきっとありますから。ヘクソカズラも除草しますが、どうしても取り残しが出てしまいますね。
ヘクソカズラの臭味の成分はインドール、全草に毒性があるとされる。
普段気にも止めない花かもしれない・・・が、良く見てみると面白い咲き方をする。 カラスウリ(烏瓜)は日中はしぼんでいる花しか見ることができませんが、日没後から開花します。
そこで、夕方観察してみると、5時頃から花を展開し始め7時頃にはほぼ展開を終えます。そして翌朝には糸くずのようにしぼんでいました。なるほどこんなふうに花を展開するんですね~初めて知りました。
つる性の植物は光を遮り他の植物を弱らせてしまうため、大柿花山ではこのカラスウリに限らず除去対象です。開花した花の写真は18時45分頃撮影したもの。この日は風があり同じ時刻でも開きかたに差がありました。また写真は同一の花を撮影したわけではありません。
ノササゲの黄色い花が咲いていました。しかしノササゲはこの花より「鞘」のほうが面白いかもしれません。熟すと鞘自体が美しい紫色になるとのことなので、季節が変わったら改めて探してみましょう。
つる性なので除草対象ですが、どこかに残しておいていただきたいですね。
このツル性の植物はなんだろう?・・・調べるのに時間がかかりましたが、花や果実の形、茎や葉柄にも毛があることからアオツヅラフジ(青葛藤)と思われます。アオツヅラフジは雌雄異株で写真は雌株と思われますが、少し疑問なのが、どうして花の下にすでに大きくなった緑色の果実があるのかわかりません。
この緑色の果実は、今はマスカットのような色ですが、やがて熟すとぶどう(あるいはブルーベリー)のような藍色に変わります。
温室にあるフウセンカズラの写真です。この植物では名前の通り、花よりもフウセンのほうが注目されてしまいますね。
ムクロジ科
何の花だろうと思っていましたが、調べてみるとホドイモの花のようです。
この「ホドイモ」は日本に自生のもののようですが、アメリカホドイモ、別名アピオスと呼ばれる帰化植物もあります。アピオスはこれよりも派手な花をつけ、食用として通販などで販売されているようです。
北アメリカ原産の帰化植物。日本には明治時代に渡来。芋が食べられるので栽培されたこともあったが、現在は野生化したものが各地に分布
四季の山野草(アメリカホドイモ)