蕾をつけていたツルニンジン(蔓人参)の花がようやく咲きました。大きさも大人の親指くらいあり野草とは思えないくらい立派な花。外からは見えない内側の模様が楽しいですね。
キキョウ科 ツルニンジン(蔓人参)
ツルニンジンは、別名ジイソブ(爺蕎)と呼ばれるが、これに似て、少し小型の花をつけるたバアソブ(婆蕎) という植物も存在する。
蕾をつけていたツルニンジン(蔓人参)の花がようやく咲きました。大きさも大人の親指くらいあり野草とは思えないくらい立派な花。外からは見えない内側の模様が楽しいですね。
キキョウ科 ツルニンジン(蔓人参)
ツルニンジンは、別名ジイソブ(爺蕎)と呼ばれるが、これに似て、少し小型の花をつけるたバアソブ(婆蕎) という植物も存在する。
トレッキングコースを歩いていると、アオツヅラフジ(青葛藤)の果実が、ちょうど「ぶどう」のように色づいていました。ただし、これは食べられません。
アオツヅラフジは雌雄異株なので、これは雌株と思われますが雄株はどうなったのでしょう。
遠目に真っ白な花の帯のように見えるナツユキカズラ(夏雪葛)です。近くで見てみるとまだほとんどが蕾のようですがとても綺麗でした。
ナツユキカズラ(夏雪葛)は中国西部、チベット原産のツル性の植物。花弁は5枚、蔓の長さは10m以上にも伸びるそうです。ナツユキカズラ(夏雪葛)は足湯ガーデンにあったものです。
以前、カラスウリ(烏瓜) を掲載しましたから、スズメウリ(雀瓜)を無視するわけにもいかないでしょう。この葉と、この蔓の感じだとたぶん「ウリ科」で、この花なら「スズメウリ」ですねと、あっさり決めましたが、ホントに雀瓜で良いんですよね・・。
もちろん、たまたま残っていただけで、カラスウリ(烏瓜)と同様に除草対象です。
大柿花山の大出さんに、これが「ネナシカズラ」だと教えていただきました。しかし目の前にあるのは「蕾のような物があるだけの蔓」で、葉もナシのカズラなのです。とりあえず撮影しましたが自分でも何を撮っているのかよくわかりません。
調べてみると、ネナシカズラは、まわりにある植物にからみつき寄生根でしがみついて栄養を吸収するとあり、光合成もしない寄生植物ですから葉がないのも当然でした。
ネナシカズラで検索をかけると関連キーワードに、 ネナシカズラ 防除、駆除 が出てきますから嫌われているようです、特に帰化植物のアメリカネナシカズラは要注意外来生物リスト:植物(一覧)に掲載されています。
ネナシカズラ科
マメ科の黄色い花で、写真で見るとノササゲ に似てないこともないのですが、大型で全体的な雰囲気も違います。調べたところこれは トキリマメ(吐切豆)のようです。ノササゲの鞘は熟すと紫色ですが、トキリマメの鞘は熟すと赤になる。
タンキリマメ(痰切豆)に良く似ている。別名 オオバタンキリマメ
ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)が花をつけていました。
図鑑ではヒヨドリジョウゴは白い花を咲かせるとなっていますが、白い花のすぐ近くには、写真のように紫色の花をつけている株もありました。
似た花:マルバノホロシ、ヤマホロシ。
何の実かと思っていましたが…、ヘクソカズラ(屁糞蔓)の果実のようです。よく見るとなかなか美しいもの。
これはご存知ですね、ヤマノイモ(山芋)の雄株についていた「むかご」。むかごは、雄株にもつくことからもわかるように、これはタネではなく、ヤマノイモ自体のクローンです。
食べられます。むかごご飯の季節でございますね~。
ヤブツルアズキ(藪蔓小豆)が咲いていました。花は、耳のような形の黄色い花。
葉の形には変異が多く、このヤブツルアズキは葉が浅く3裂しています。写真を追加(9月13日)
ヤブツルアズキは小豆(アズキ)の原種と言われていますが、これによく似た植物に ノアズキ があります。
ノアズキ
野生の アズキ という意味だが、つる性で食用にはならない。よく似たヤブツルアズキがアズキの原種と言われている。葉が クズ に似ることから、別名ヒメクズ(姫葛)。つる性でよく似たものに ノササゲ 、 ヤブマメ 、 ツルマメ がある
四季の山野草(ノアズキ)
つるばかりが目立ち、葉の付け根に小さな花を咲かせるのが ツルマメ(蔓豆)。遠目には花が咲いているのがわからないかもしれない。野生のマメだが、このツルマメは大豆の原種といわれているそうです。
つる性の植物に緑色のフウセンのようなものが・・なんでしょう。花山の大出さんによれば「ツルニンジン」の蕾ではないか、とのことでした。ツルニンジン(蔓人参)はキキョウ科の植物、なるほど蕾がキキョウに似ています。よく見ると蕾の中の水滴が透けて見えますが、何か理由があるのでしょう。