よく見かけるツル性の雑草、カナムグラ。これはその雌花。
アサ科 カラハナソウ属
よく見かけるツル性の雑草、カナムグラ。これはその雌花。
アサ科 カラハナソウ属
生垣に、アオツヅラフジ(青葛藤)が巻き付き、花を咲かせていました。
撮影:栃木市の生垣
ヤブガラシ(藪枯らし)が生垣にまとわりついて、まるでヤブガラシの木のようになっていました。レンズを近づけてみると花自体は面白いのですが、なかなか駆除できないやっかいな植物の1つです。
撮影地:栃木市の生垣
この時期、先端が青の白花をつけたつる性の植物が目立ちますが、それはおそらく・・このヤブマメ(藪豆)かもしれません。
ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)が花をつけていました。つる性の植物なのでじゃまもの扱いですが・・・この時期は園内のところどころで見ることができます。
似た花:マルバノホロシ、ヤマホロシ。
涼し気なセンニンソウ(仙人草)が咲いていました。
似た花: ボタンヅル
センニンソウによく似たボタンヅルは、ボタンに似た葉姿(1 回 3 出複葉)であることと、茎が木質化することが特徴。
丸くて白い花を咲かせているのはヤマノイモ。ヤマノイモは2枚の葉が同じ場所から出る(対生)のが特徴。
他の株より一足早く、ヤブツルアズキ(藪蔓小豆)の花が咲いていました。夏の強い光に葉を立てて対応しています。
つる状で茎には黄褐色のあらい毛がある。葉は互生し、3出複葉。小葉は卵形~狭卵形で長さ3~10cm、全縁~浅く3裂、両面に黄褐色の長い毛がある。
松江の花図鑑・ヤブツルアズキ
似た植物:ノアズキ
マメ科ノアズキ属 ノアズキ
野草園に星型の小さな花が咲いています。花はタチカモメヅルに似ていますが、分布や花色から考えるとナガバクロカモメヅル(長葉黒鴎蔓)と思われます。
オオアオカモメヅルで花が紫色を帯びるものをナガバクロカモメヅルという。
タチカモメヅルによく似ているが、全体に大型である。普通、花は帯黄白色をしていてオオアオカモメヅルというが、花が紫色を帯びるものをナガバクロカモメヅルという。
野の花賛花/ナガバクロカモメヅル(長葉黒鴎蔓)
あまり紫色を帯びない、オオアオカモメヅルではないかと思えるような花もありますが、両者の区別が明確にできないため、今回はナガバクロカモメヅルとして紹介しました。
ヤブガラシ(藪枯らし)は通常実ができないと聞きますが、このヤブガラシには実のようなものがついていました。
タマザキクサフジ(玉咲草藤)が咲いていました。花自体は美しいと思うのですが、帰化植物の1つ。
ヨーロッパを原産地とするが、北アメリカ、中近東、日本に外来種として定着している
写真提供:大柿花山
この時期、野草園に、このような花が咲いています。昨年は「中心部が赤紫で全体がクリーム色の花」がほとんどだと思っていましたが、今年、濃い赤紫色の花もあることに気づきました。さてこの植物の名前は・・
全体が赤紫の花
中心部が赤紫で全体がクリーム色の花
全体がやや赤紫がかっている花
タチカモメヅルに似ますが主に西日本に分布しており、ここ栃木には自生していないと思われます。葉のようすや「濃い赤紫色の花」ということからナガバクロカモメヅル(長葉黒鴎蔓)の可能性が高そうです。