茎に真っ直ぐなトゲが密集しているツル性の植物、調べてみるとヤマガシュウ(山何首烏)のようです。
似た植物:サルトリイバラ(猿捕り茨)
茎に真っ直ぐなトゲが密集しているツル性の植物、調べてみるとヤマガシュウ(山何首烏)のようです。
似た植物:サルトリイバラ(猿捕り茨)
さらにつる性の植物をもう1つ。サルトリイバラという食虫植物のような面白い名前の植物です。実際にサルを取るとは思えませんが、サルトリイバラの藪をサルが通ろうとすると、その鋭い刺で身動きができなくなる・・とかが由来のようです。
葉が規則正しく並ぶのが面白いつる性の植物です。
地味目の花が続いていますがこれはシオデ(牛尾菜)の花でしょう。ただし、ちょっと写真を撮る時期が早かったかもしれません。これから咲こうとしているところです。シオデはサルトリイバラ科。
シオデはタチシオデと違って茎に稜がある。
オニドコロが花を咲かせていました。葉はヤマノイモ(山芋)によく似ていますが、そのつき方が交互につく互生です。
オニドコロ(鬼野老)は、初夏に花をつける タチドコロと良く似ています。より小型の植物にヒメドコロもあります。
最初の2枚は瓶ヶ森林道の終点にもう少しのところで撮った写真で、たぶんツルアジサイではないかと思います。3枚目以降は石鎚ハイウェイで撮ったもの。こちらは花が咲いているのでツルアジサイだとわかります。名前の通りツル性で、木にからみついて花を咲かせていました。。
撮影地:四国、瓶ヶ森林道、石鎚ハイウェイ
タチドコロは雌雄異株、株によって雄株と雌株があります。
タチドコロの雄株
タチドコロの雌株、雌花
スイカズラが甘い香りのする花をつけ始めました。しかしこのスイカズラ、甘い香りに誘われてか虫が寄ってくるので、巻き付かれた木が枯れてしまうことがあり、ここでは除去対象だそうです。
下の写真は黄花のスイカズラ・・・ではなく、上の写真の約2日後(5月29日)のもの。スイカズラは咲き始めは白で、その後黄色に色が変わります。
光を透過して輝くスイカズラ(6月1日)
山を歩いていると良く見かける「つる性の植物」ですが、さて名前は?・・・
実は当初、オニドコロ(鬼野老)と記載していましたが、オニドコロの花期は7~8月であることから間違いでした。また、良く観察してみると雄花の中心部もオニドコロとは違っています。
調べたところヤマノイモ科の「タチドコロ」が正解のようです。
葉はオニドコロと同様に交互に出る互生。
タチシオデにもカメラを近づけてみました。このタチシオデの花も、ぶどうくらいの大きさでありながら非常に精巧な作り、そのバランスも見事です。
タチシオデ(立牛尾菜)はシオデに似ていて、生長初期に立ち上がるのでタチシオデなのですが、それだけで区別するのは困難です。タチシオデの葉は薄くて光沢がなく裏面が粉白色、そしてシオデの花期は7~8月であることで区別できそうです。春先に出る若芽をゆでて食べるとうまい。
カメラを花に近づけてみると、花は非常に緻密にできていることに驚かされます。その色や形の美しさは人が作った手工芸品を遥かに超える完成度としか思えません。さて、これらの写真が何の花なのか、わかりますか?最初は春の空に白い花を咲かせる木です。
もう1つは爽やかな青紫色の花
オダマキ