オトコヨウゾメ(男莢迷)が咲き始めました。まるで水彩で描かれた花のように、花の形が整っていないところが味わい深い。ガマズミの仲間ではこの花が一番ユーモラスではないかと思います。
スイカズラ科 ガマズミ属
オトコヨウゾメ(男莢迷)が咲き始めました。まるで水彩で描かれた花のように、花の形が整っていないところが味わい深い。ガマズミの仲間ではこの花が一番ユーモラスではないかと思います。
スイカズラ科 ガマズミ属
温室の近くで、ニオイガマズミ(匂い莢迷)が咲いていました。近くを通ると良い匂いがします。
この赤い実は、おそらくオトコヨウゾメ(男莢迷)でしょう。春には可愛らしい花を咲かせるオトコヨウゾメですが、実も可愛らしいようです。
スイカズラ科 ガマズミ属
「ミヤマガマズミ」よりも咲き始める時期が遅い「ガマズミ」ですが、気づけばすでに咲き揃っていました。ガマズミは円形に近い葉で、ミヤマガマズミほど葉先が鋭くありません。
口粟野から横根山に向かう道の途中の中粟野で、山の縁にある大きな木が、いっぱいに白い花を咲かせていました。近づいて確認してみるとヤブデマリの大木でした。
野草園の入り口にしかないと思っていたヤブデマリが、他にもありました。高さ3mくらいのもので、こちらのほうがヤブデマリの雰囲気がよくわかります。蝶のような花の形、つまり5枚の花びらのうち1枚が極端に小さいのが特徴です。
おとこようぞめ(男ヨウゾメ)とは面白い名前。そんな名前なのに花はとても可愛らしく小さな花です。
スイカズラ科 ガマズミ属
「ガマズミ」が白い花を咲かせていました。葉先が鋭く尖っていて、葉先に近い方が幅が広いことから、これは「ミヤマガマズミ」と思われます。ミヤマガマズミはガマズミよりも咲く時期が早いことでもガマズミと区別できます。
ニオイガマズミ(匂い莢迷)が咲いていました。その名の通り良い匂いがします。
似た花:オオチョウジガマズミ
野草園の入り口の右にはオオデマリ(大手毬)がありますが、左には日本原産のヤブデマリ(藪手毬)の小木があります。オオデマリはこのヤブデマリの園芸品種なので、この2つは近縁。
スノーボール
スノーボールは温室売店にあったもので、オオデマリによく似た花を咲かせます。写真では咲きかけのため淡い緑をしていますが、まもなく白に変わります。オオデマリも咲きかけの時は淡い緑色で、スノーボールもオオデマリもスイカズラ科、カマズミ属なので近縁種です。このスノーボール、庭に植えるには良いかもしれません。
野草園入り口の右側にあるオオデマリが咲き始めました。咲き始めは薄い黄緑色です。
5月6日追加:最後の写真は2日後のもの、色が薄い黄緑から白に変化しました。