野草園に、こんな花が咲いているのをお気づきでしょうか。名前を利休梅(リキュウバイ)と言います。この名は「千 利休」に由来するのですが・・・
諸説ありますが千利休が愛用した茶器を入れる袋の「梅の紋様」がこの花にそっくりなことから、利休梅というネーミングを思いついたのではないかと思えます。
野草園に、こんな花が咲いているのをお気づきでしょうか。名前を利休梅(リキュウバイ)と言います。この名は「千 利休」に由来するのですが・・・
諸説ありますが千利休が愛用した茶器を入れる袋の「梅の紋様」がこの花にそっくりなことから、利休梅というネーミングを思いついたのではないかと思えます。
野草園に利休梅(リキュウバイ)が咲いています。
毎年、私は「千 利休が茶花に好んで使ったとされる利休梅」です、などど言ったりしますが・・・それは「ぜんぶ大嘘」。野草園に利休梅(リキュウバイ)が咲き始めました。
千 利休は今から400年以上前の安土桃山時代のお方。それに対し、このリキュウバイは中国原産で日本に渡来したのは明治末期とされています・・・諸説ありますが千利休が愛用した茶器を入れる袋の「梅の紋様」がこの花にそっくりなことから、利休梅というネーミングを思いついたのではないかと思えます。
野草園の利休梅(リキュウバイ)が咲き揃っていました。
似た花:ザイフリボク
野草園の利休梅(リキュウバイ)が咲き始めました。この花のことを聞かれると得意満面の笑顔で「千 利休が茶花に好んで使ったとされる利休梅」などと、もっともらしいことを言ったりしますが・・・それは「ぜんぶ大嘘」。
だって、利休様は今から400年以上前の安土桃山時代のお方。それに対し、リキュウバイは中国原産で日本に渡来したのは明治末期とされるのだから・・・
※ 利休梅の名の由来は下の Tags:リキュウバイ をクリックして関連記事を表示させればわかるかも。
園内のところどころに、利休梅(リキュウバイ)が咲いています。
なぜ利休梅というネーミングなのか?は、下のTags:リキュウバイ をクリックして関連記事を表示させてください。
その昔、「千 利休」が茶花に好んで使ったとされる利休梅・・・なんてことはありません。調べてみると利休梅(リキュウバイ)が日本に来たのは明治とされていますから、この花を利休さんが知る由もないのです。
■利休緞子の梅の紋様
この花が茶花にふさわしいので「利休」の名を使ったとの話もありますが、それよりも、この花が利休緞子(りきゅうどんす)の梅の紋様にそっくりなことから、利休梅というネーミングを思いついたのではないかとも思えます。利休緞子とは「千 利休」が茶道具を入れるために用いた仕覆*の1つ。
* 仕覆(しふく)
仕覆とは茶器を入れる袋のことで、千利休が愛用の黒棗(くろなつめ)の仕覆に使用されたと伝えられる名物裂(めいぶつぎれ)が利休緞子と呼ばれ、そのデザインは縹(はなだ)色の経(たて)糸に、黄茶の緯(よこ)糸を打ち、多少ゆがみのある梅鉢文を配したもの。
■利休梅
利休梅は、利久梅と紹介されることもあり、別名バイカシモツケ(梅花下野)、さらにウメザキウツギ(梅咲き空木)とも呼ばれるようです。
その名からバイカウツギ(梅花空木)と混同される方もいらっしゃいますがバイカウツギは全く別の植物です。
利休梅という名の由来はともかく、園内の利休梅は今が見頃です。