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コガクウツギはよく見るものの、今まで、なかなか ガクウツギ(額空木)を見ることができませんでした。今回、愛媛と高知の県境にある旧寒風山トンネルに向った時のこと、林道脇の少し暗い沢に「ガクウツギ」が咲いているのを見つけました。

ところどころに真っ白な蝶のような花が咲いています。葉も花もコガクウツギよりもあきらかに大きく堂々としており、運転中の車の中から発見できました。葉の鋸歯は細かく深い緑色。そう、これが 「ガクウツギ」なんだと確信しました。この写真を撮った所の標高はおよそ1000mくらいです。

撮影地:四国、寒風山トンネル~旧寒風山トンネル

さらに旧寒風山トンネルへに向かって山を登っていくと、道路脇に赤い花が咲いていました。おそらくヤブウツギだと思いますが・・。

ウツギの大木のように見える木の脇には、コツクバネウツギ(小衝羽根空木)が咲いていました。コツクバネウツギは白か黄色の花で、衝羽根が2枚程度であるのが特徴です。この時期はまさに空木の季節、ただし、ここは標高が高いので平地とは開花時期が違いますが・・・。

撮影地:四国、寒風山トンネル~旧寒風山トンネル

四国の石鎚山に近い瓶ヶ森林道に出かけました。西条市から瓶ヶ森林道の入り口である旧寒風山トンネルまでの間には、たくさんのウツギが咲いていました。ところどころにハコネウツギやヤブウツギも咲いています。
写真のトンネルは寒風山トンネルといい全長5432m、無料の国道トンネルとしては日本最長です。このトンネルの標高は527m、さらにその脇から標高差にして約600m上の旧寒風山トンネルへと山道を上ります。

2010年6月1日

サラサウツギ(更紗空木)

野草園の東の斜面などでサラサウツギが咲き始めました。園芸種かと思うくらいの美しい花ながら自生もあるようです。

花びらの外側がピンクで内側が白の八重咲きのウツギ。この色あいが更紗模様に見えることから、 サラサドウダン や ベニサラサドウダン と同じ名前が付く。多くが園芸種として流通しているが シロバナヤエウツギ と同じく自生もあるとのこと

四季の山野草(サラサウツギ)

ウツギ・マギシェン

40分コースの途中に濃い紅色のつぼみから、ピンクの花を咲かせている木があります。つぼみの雰囲気はサラサウツギにも似ていますが、花は一重でまったく違います。調べたところウツギ・マギシェンが近いようです。

ウツギ・マギシェンは、ウツギの園芸品種で、紅花梅花ウツギや赤花ウツギの名で流通しているようです。しかし、バイカウツギ(梅花空木)の仲間とは違います。

見るからにツクバネウツギの仲間。しかし、ツクバネウツギより小型でツクバネ(花のつけ根にあるガク)が2枚しかありません。ツクバネが2枚なのはコツクバネウツギ(小衝羽根空木)ですが、花は白か黄色なのでこれとは違います。

アベリア・エドワードゴーチャー
調べたところ、この花はツクバネウツギとタイワンツクバネウツギの交配種である通称アベリア(ハナツクバネウツギ)の園芸種、アベリア・エドワードゴーチャーと思われます。・・・ただしこの花は大柿花山の温室で私が買ったものです。山にもありますが、私が知る限り観察用の1株だけです。

ヤエノコガクウツギ(八重の小額空木)が咲き揃っていました。花の写真だけだと球形に咲いたものは、オオデマリやスノーボール、アジサイの咲き始めにも見えるかもしれませんが、それほど大きいわけではなくコデマリ程度の小ささです。

2010年5月29日

ウツギ、別名「卯の花」

ウツギ(空木)が咲きはじめました。
〇〇ウツギという植物は結構多いのですが、これは単に「ウツギ」です。ウツギの名は、幹の内部が空洞(空木)になっていることに由来しているそうですが、「卯の花」のほうがこの花の感じが出てますね。

〇〇ウツギは、すべて近縁種か?

ウツギはユキノシタ科のウツギ属ですが、他の科でも〇〇ウツギという樹木は数多くあり、〇〇ウツギどうしが近縁種とは限りません。このため、ウツギの名は幹の内部が空洞(空木)になっていることに由来していても、〇〇ウツギの場合は、幹の内部が空洞とは限らないようです。

古くには、ウツギは農作物の豊凶を占う花であったようです。花の咲く頃に降る長雨は、人々にとってありがたくないもので、これを“卯の花腐(くだ)し”と呼んでいました。“卯の花腐(くだ)し”とは、長雨でウノハナが早く散ってしまうことを意味しています。その他、“卯の花月夜”や“卯の花曇(はなぐもり)”という言葉もあります。豆腐の絞りかす(オカラ)を“うのはな”と呼びます。これは、ウノハナが白く散り積もった様子が“オカラ”に似ていることから名づけられました。

ウツギ:広島工業大学

※ ヒメウツギの記事にあったウツギの説明をこちらに移動しました。

2010年5月27日

ウツギ・アップルブロッサム

つぼみ自体の色合いはサラサウツギに似ていますが、丸く固まって花が咲くところがまったく違いますね。調べてみると園芸種のウツギ・アップルブロッサムという名前のようです。 ・・・ですが、これは農園で育成中の苗です。参考までにご覧ください。

5/29、6/1撮影の写真を追加

2010年5月26日

ハコネウツギ(箱根空木)

ハコネウツギ(箱根空木)は咲き始めが白で、しだいに紅色に変わるため、紅白の咲き分けのように見えるのようです。こちらはハコネウツギでしょう。

オオベニウツギ(大紅空木)
もう1つ別の株では・・、この花を最初に見た時は蕾だけが薄い紅色で花はほぼ白でした。その後見にいってみたら、写真のように紅白の咲き分けのようになっていました。オオベニウツギ(大紅空木)、あるいはその園芸品種だと思われますが確かではありません。

ハコネウツギは、大柿花山の山に何本もありますが、写真はこの時点で花つきの最も良かった農園で撮影したものです。

2010年5月22日

ツクバネウツギ、衝羽根

5月の初めに咲いていたツクバネウツギは、すっかり花が落ちプロペラのようなガクだけが果実の先に残っていました。花はなくてもこの衝羽根だけでツクバネウツギとわかりますね。風に吹かれて飛んでゆくのを待っているのでしょう。

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