遠目には ガマズミ か ゴマギ のように見えましたが葉も花も何か違う。レンズを近づけて見るとガマズミなどの花と違って花弁が4枚、確認してみるとミズキ(水木)の花でした。
ミズキは、階段状(輪生状)に枝が広がって伸びてゆき、その先に白い花を層状に咲かせるという特徴を持っています。ですから、遠くからでもミズキの花は見分けがつき易い。
ミズキ: My Tiny Flower Garden
遠目には ガマズミ か ゴマギ のように見えましたが葉も花も何か違う。レンズを近づけて見るとガマズミなどの花と違って花弁が4枚、確認してみるとミズキ(水木)の花でした。
ミズキは、階段状(輪生状)に枝が広がって伸びてゆき、その先に白い花を層状に咲かせるという特徴を持っています。ですから、遠くからでもミズキの花は見分けがつき易い。
ミズキ: My Tiny Flower Garden
旧寒風山トンネル付近で、白い綿状のものが積もっているかのような光景に出会いました。良く見ると綿の中に小さな黒い種子が入っています。調べたころ、ヤマヤナギの雰囲気に近いのですが・・未確認。
撮影地点:旧寒風山トンネル付近、海抜約1100m
コガクウツギはよく見るものの、今まで、なかなか ガクウツギ(額空木)を見ることができませんでした。今回、愛媛と高知の県境にある旧寒風山トンネルに向った時のこと、林道脇の少し暗い沢に「ガクウツギ」が咲いているのを見つけました。
ところどころに真っ白な蝶のような花が咲いています。葉も花もコガクウツギよりもあきらかに大きく堂々としており、運転中の車の中から発見できました。葉の鋸歯は細かく深い緑色。そう、これが 「ガクウツギ」なんだと確信しました。この写真を撮った所の標高はおよそ1000mくらいです。
撮影地:四国、寒風山トンネル~旧寒風山トンネル
旧寒風山トンネルへの山道の途中に、思わず「ウツギの大木か」と思わせるような木がありました。花はエゴノキ科のハクウンボク(白雲木)に近い雰囲気ながら雄しべの様子が違うので・・・よくわかりません。
その後、調べてみたところエゴノキ科で日本に自生するのは以下の2属であり、
アサガラ属:アサガラ、オオバアサガラ
エゴノキ属:エゴノキ、ハクウンボク、コハクウンボク
この木は、西日本に分布するエゴノキ科のアサガラ(麻殻)という木のようです。樹高は10メートル位になるという。
花は白くて芳香を持つものが多く、観賞用に栽培もされる。日本にはエゴノキなど2属5種が自生し、栽培もされる。またエゴノキ属の数種の樹皮からは香料の安息香がとれる。
wikipedia:エゴノキ科
撮影地:四国、寒風山トンネル~旧寒風山トンネル
寒風山トンネルまでの道路脇には、たくさんのウツギだけでなく、所々にイボタノキの花も咲いていました。
イボタノキは、イボタロウムシというカイガラムシがつき蝋物質を出す。それから精製された蝋は白蝋と呼ばれ、蝋燭原料やワックスとして使われている。
ネジキ(捩木) が白い花が咲かせていました。花はドウダンツツジにも似ているところなど、やはり「ツツジ科」の植物です。
「ツツジ科」の植物だけに
葉にはリオニトキシンという毒がふくまれており、動物からの食害を受けない。
コアジサイは花の色が淡い紫色から白まであるとされていますが、野草園の東の斜面にほとんど白に見えるコアジサイがありました。
以下は、比較用の淡い紫色のコアジサイ。コアジサイは園内全体にありますが、その多くがこの淡い紫色でした。
ヤエノコガクウツギ(八重の小額空木)が咲き揃っていました。花の写真だけだと球形に咲いたものは、オオデマリやスノーボール、アジサイの咲き始めにも見えるかもしれませんが、それほど大きいわけではなくコデマリ程度の小ささです。
「ミヤマガマズミ」よりも咲き始める時期が遅い「ガマズミ」ですが、気づけばすでに咲き揃っていました。ガマズミは円形に近い葉で、ミヤマガマズミほど葉先が鋭くありません。
ウツギ(空木)が咲きはじめました。
〇〇ウツギという植物は結構多いのですが、これは単に「ウツギ」です。ウツギの名は、幹の内部が空洞(空木)になっていることに由来しているそうですが、「卯の花」のほうがこの花の感じが出てますね。
ウツギはユキノシタ科のウツギ属ですが、他の科でも〇〇ウツギという樹木は数多くあり、〇〇ウツギどうしが近縁種とは限りません。このため、ウツギの名は幹の内部が空洞(空木)になっていることに由来していても、〇〇ウツギの場合は、幹の内部が空洞とは限らないようです。
古くには、ウツギは農作物の豊凶を占う花であったようです。花の咲く頃に降る長雨は、人々にとってありがたくないもので、これを“卯の花腐(くだ)し”と呼んでいました。“卯の花腐(くだ)し”とは、長雨でウノハナが早く散ってしまうことを意味しています。その他、“卯の花月夜”や“卯の花曇(はなぐもり)”という言葉もあります。豆腐の絞りかす(オカラ)を“うのはな”と呼びます。これは、ウノハナが白く散り積もった様子が“オカラ”に似ていることから名づけられました。
※ ヒメウツギの記事にあったウツギの説明をこちらに移動しました。
足湯ガーデンのミツバシモツケ。
日本の花のような雰囲気なのだが、北米原産のバラ科の植物。
口粟野から横根山に向かう道の途中の中粟野で、山の縁にある大きな木が、いっぱいに白い花を咲かせていました。近づいて確認してみるとヤブデマリの大木でした。