クマバチが頻繁に訪れているのは、花をいっぱいにつけているナツグミ(夏茱萸)です。
葉の表面は緑色で、裏面には灰白色の鱗状毛が密生
クマバチが頻繁に訪れているのは、花をいっぱいにつけているナツグミ(夏茱萸)です。
葉の表面は緑色で、裏面には灰白色の鱗状毛が密生
野草園の一番奥に、大きな花で花つきの良いツクバネウツギが咲いていました。そう、これはツクバネ(萼片)が1つだけが短いのが特徴の「オオツクバネウツギ」です。
このようにツクバネ部分を写真に撮っておけばツクバネウツギとの区別は簡単かも。
野草園の利休梅(リキュウバイ)が咲き始めました。この花のことを聞かれると得意満面の笑顔で「千 利休が茶花に好んで使ったとされる利休梅」などと、もっともらしいことを言ったりしますが・・・それは「ぜんぶ大嘘」。
だって、利休様は今から400年以上前の安土桃山時代のお方。それに対し、リキュウバイは中国原産で日本に渡来したのは明治末期とされるのだから・・・
※ 利休梅の名の由来は下の Tags:リキュウバイ をクリックして関連記事を表示させればわかるかも。
この時期にはどこでも良く見かけますが、大柿花山でも真っ白なユキヤナギ(雪柳)が咲いていました。
しかし、別の場所で遠目に少し花つきの悪いユキヤナギかと思っていたら、別の植物でした。これはシジミバナの花で、花は外側の花弁から順に開くため、花の形がまちまちに見えるのが特徴です。
同じ花のように見えて別の植物ってこともよくある・・・大柿花山は油断できません。
この時期、山草園の主役は黄花カタクリで、それ以外の花は気づかない方も多いかもしれませんが、ひっそりとヤブイチゲ(藪一華)が咲き始めています。小さい花ながら緻密で美しい花。
最後の写真は咲きかけのヤブイチゲ。
同じく野草園には、八重のヒメニリンソウ(姫二輪草)も咲いていました。これもなかなか可愛らしい花。
野草園に今咲いている花で、一番神秘的なのが八重咲きのカナダケシで、今がピークでしょう。ぜひ探してみてください。
八重咲きのカナダケシ
カナダケシ(サンギナリア・カナデンシス)の八重咲きの変種で「プレナ」
野草園入り口付近に咲いている花弁が4枚の白い花は、・・シラユキゲシ(白雪芥子)です。
野草園にバイカイカリソウが咲き始めました。バイカイカリソウは他のイカリソウと違って、開きかけた梅のような形の花。
メギ科 イカリソウ属
山頂付近のトレッキングコースに、花弁がシワシワの白い花が咲いていますが、おそらくニガイチゴでしょう。
バラ科キイチゴ属
足湯ガーデンにヒメオドリコソウ(姫踊り子草)の白花が咲いていました。これをシロバナヒメオドリコソウと呼ぶこともあるようです。
通常のヒメオドリコソウは、ピンク色の花で、葉も赤紫から緑へと変化。可愛らしい植物ではあるものの、よく見かける帰化植物。
真っ白な3枚の大きな花弁が美しい、オオバナノエンレイソウが咲いています。