カシワバハグマ(柏葉白熊)の花を見つけました。この時期にはほとんどの株は咲き終わっているようです。
花山の四季
秋の穏やかな空に真っ赤な実をつけていたのは「アオハダ」。
山裾の少し湿った傾斜地にセイタカアワダチソウに混じって咲いている赤紫の花がありました。・・・サワヒヨドリでしょうか。
まだ赤く色づいてはいませんが、これはアカシデでしょうか?
16番付近に赤い実をつけた大きな木ががありますがアズキナシの木です。逆光で見ると葉は葉脈がはっきりしていて綺麗です、その側脈が等間隔でハカリのようなので、別名ハカリメの木。
アズキナシ(小豆梨)は、バラ科ナナカマド属
山の所々に黒い種を覗かせた赤い実がなっている木は・・おそらくこの「ゴンズイ」かもしれません。山のあちこちで見かけます。
山でいち早く色鮮やかな赤に染まっているのはアブラツツジ。
サワフタギの別名がルリミノウシコロシ。「瑠璃実」は、この美しい色の果実に由来しますが、次の「牛殺し」とは、いったいなんだろうと思いますよね。
牛殺しはカマツカ(鎌柄)という木の別名
ではなぜ「牛殺し」なのかと言えば、カマツカが牛の動きを殺す(制する)ための材料として使われた、ということのよう。木肌が滑らかで曲げやすいことから牛のはなぐり(鼻環)に使われた、など諸説あるようですが、はっきりしません。
さらにカマツカの実は赤であるのに対して、この木の実は青、同じ用途に使えることから瑠璃実の牛殺しとなるのだが納得していただけたでしょうか。
さて、カマツカの材であるが、手鉋による仕上がりはいい艶が生じて、きわめて良好で、材が緻密であることが確認できる。材色は淡黄色と淡紅褐色の中間色で、小径木では必ずしも均一色ではない。さらに、とにかく堅くて重い。
木あそび/柄材、鼻輪材としてのカマツカ
これは伐採したあとの日当たりの良い場所に育ったカラスザンショウ。幹は棘がありイヌザンショウに似るが葉はご覧のようにかなり大きいので間違うことはない。
独特の匂いがあり、私には石鹸か溶けた蝋のような匂いと感じる。
ノブドウが独特の色の実をつけていました。
これはタケニグサ(竹似草)の枯れた姿。
葉は落ち、茎は乾燥して光沢のある茶色になっていました。切ってみると中は空洞・・・この姿を見て思ったのが「古びた竹に似ている」ということ、名前の由来は諸説ありますが、私はこれだと思います、いかがでしょう。
この赤い実は、ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)ですね。