2014年7月20日

ナガバクロカモメヅル(長葉黒鴎蔓)

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野草園に星型の小さな花が咲いています。分布や花色から考えるとナガバクロカモメヅル(長葉黒鴎蔓)と思われます。

オオアオカモメヅルで花が紫色を帯びるものをナガバクロカモメヅルという。

タチカモメヅルによく似ているが、全体に大型である。普通、花は帯黄白色をしていてオオアオカモメヅルというが、花が紫色を帯びるものをナガバクロカモメヅルという。
野の花賛花/ナガバクロカモメヅル(長葉黒鴎蔓)

ノギラン(芒蘭)

ノギランが咲いていました。葉はショウジョウバカマに似ていますが、すっと伸びた茎に素朴な色の花穂がつきます。

チゴユリ(稚児ユリ) 実

チゴユリが実を大きく膨らませていました。その深い緑がなんとも美しい。

オケラ(朮)

秋にコウヤボウキに似た花を咲かせるのがこのオケラ。この季節はまだこんな感じ。

まだ花は咲いていませんが、オケラの近くにはコウヤボウキやナガバノコウヤボウキがありました。いずれも山の上のほうのコース脇などにあります。

ナガバノコウヤボウキ

コウヤボウキ

コケオトギリ(苔弟切)

地面から伸びた茎の先端に直径2~3mm程の小さな花をつけるコケオトギリ。足元をよく見ながら歩くとかしないかぎり、この花の存在に気付かないでしょう。

ナツノタムラソウと入れ替わるように、秋の田村草(アキノタムラソウ)が咲いていました。

名前に秋がつくものの、秋にならなくても咲き出します。
似た花:ケナツノタムラソウ、イヌゴマ、ソナレアキノタムラソウ(磯馴秋の田村草)。

レンゲショウマが咲きはじめました。

この季節、レンゲショウマと共にキレンゲショウマも見ることができます。いずれも多くの花が見られるのは今月下旬からになってからでしょう。

ヒメヤブラン(姫藪蘭)

花は上向きで淡い紫色の・・ヒメヤブラン(姫藪蘭)が山のあちこちで咲いていました。

ミソハギ(禊萩)

ミソハギ(禊萩)が花を咲かせていました。

ミソハギは萩に似ていることからその名がつけられたものですが、萩の仲間ではなくミソハギ科というサルスベリなどと同じ仲間。

オニドコロ(鬼野老) 雄花

オニドコロが花を咲かせていました。葉はヤマノイモに似ていますが、そのつき方はヤマノイモと違い互生(交互につく)です。

似た花:初夏に花をつける タチドコロと良く似ています。より小型の植物にヒメドコロもあります。

2014年7月13日

キレンゲショウマ(黄蓮華升麻)

キレンゲショウマ(黄蓮華升麻)が咲き始めました。

キレンゲショウマを見たい方は、あわてなくても大丈夫。花期は長く8月に入ってからでも十分です。

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