2010年8月8日

ヤマジノホトトギス

ヤマジノホトトギスが咲いていました。花からは日本の野草のように思えないのですが、調べてみるとホトトギスの仲間は日本固有種が10種もあり日本を中心とする分布のようです。

刺のない サルトリイバラ?

サルトリイバラ(猿捕り茨)でまったく刺のないものがありました。「トゲ」がなかったらサルが捕れないから、サルトレナイイバラじゃないか・・・。冗談はともかく、写真のサルトリイバラにはトゲがまったくありません。実はこれに気づいたのは偶然で、サルトリイバラの特徴である「トゲ」の写真を撮ろうとしたら「あれれ!肝心のトゲがない」と驚いたのです。

しかし、このサルトリイバラの近くには、ほんのわずかに刺があるものもありました。また後日他の場所のサルトリイバラを確認してみると刺のないものがありましたから、この山ではそう珍しくはないようです。調べてみると小笠原に自生する「トキワサルトリイバラ」が近そうなのですが、分布域が全く違うので・・・というわけで、はっきりしません。

ナツズイセン(夏水仙)

トレッキングコース中に、同じくヒガンバナの仲間のナツズイセン(夏水仙)が咲き始めました。ナツズイセンは古くに中国から日本に入ってきた帰化植物のようです。

別名:リコリス・スクアミゲラ

2010年8月7日

キツネノカミソリ(狐の剃刀)

野草園でヒガンバナの仲間のキツネノカミソリ(狐の剃刀)が花を咲かせ始めました。

8月8日追記:このキツネノカミソリを撮影した日の夜、この場所が「イノシシ」に荒らされてしまい、現在、キツネノカミソリが咲いている姿が見られなくなってしまいました。

8月10日追記:植物の生命力とはたいしたもので、わずか2日で荒らされた場所にキツネノカミソリの花が咲き始めました。しかし荒らされたダメージはあるようで花が小ぶりです。もう少し時間がたてば見栄えのするキツネノカミソリが咲き揃うかもしれません。

ハエドクソウ(蠅毒草)

米粒ほどの小さな花をつけている草が以前から気になっていたのですが、ようやく名前が判明。可愛らしい花とは裏腹に「蠅毒草」、正確にはナガバハエドクソウ(長葉蠅毒草)いう意外な名前でした。

ハエドクソウ(蠅毒草)は根にフロマロリンという毒性分を含み、これを原料に蠅取り紙にしたことが蠅毒草の由来のようです。また、根だけでなく全草に毒性分を含みます。

8/10追加:以下の写真のものは葉がそれほど長くはありません。これもナガバハエドクソウと思われますが、ハエドクソウかもしれません。

2010年8月5日

水玉草(ミズタマソウ)

ミズタマソウという名前を知って、なるほどと思った植物。果実が細かい毛に覆われてそれが水玉に見えるわけですね。茎は直立し、節が赤いのが特徴。

似た植物:タニタデ、ウシタキソウ。ウシタキソウは基部がハート型をした葉で、赤い茎の節は無い。

男郎花(オトコエシ)

黄色のオミナエシに対して、白花がオトコエシ。4番から5番のコース脇などで咲き始めました。しかし、地味な花なので気づかない方が多いかもしれません。

女郎花(オミナエシ)

足湯ガーデンに咲いている女郎花(オミナエシ)です。どこにでも咲いていそうな花ですが、意外にもそれほどみかけません。黄花のオミナエシに対して白花のオトコエシ(男郎花)という植物もあるのが面白いですね。

ヤブラン(藪蘭)

足湯ガーデンのヤブラン(藪蘭)です。よく見れば小さいながらも美しい花ですね。ヒメヤブラン(姫藪蘭)と比べると大きさが全く違います。

キンミズヒキ(金水引)

見た通り黄花のトラノオ・・・ではなく、金水引(キンミズヒキ)でしょう。

キンミズヒキ(金水引)はバラ科で、ミズヒキ(水引)や ギンミズヒキ(銀水引)はタデ科のため、名前は似ていても近縁種ではありません。

ヤマハハコ(山母子)

ははこぐさ(母子草) は黄色の花ですが、これはヤマハハコ属の「ヤマハハコ」 。全体が白色の細い毛で覆われています。レンズ越しにみると、花のまわりの白がなかなか綺麗です。

調べてみると活用法がありました。開花期に採取して乾燥すると、ドライフラワーになり芳香があり楽しめるそうです、試してみると良いかもしれません。

オニドコロ(鬼野老)

オニドコロは雌雄異株で、前回紹介した時に雌花の写真がなかったため再掲載します。
オニドコロの雌株、雌花

オニドコロの雄株、雄花

これも他の植物にからむため除去しますが、多すぎてすべての除去は無理のようです。

ヤマノイモとの比較

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