足湯ガーデンのハナトラノオ(花虎尾)です。日本には大正時代に観賞用として渡来した北アメリカ原産の多年草、フィゾステキア。育てやすいので、おなじみですね。
別名:カクトラノオ(角虎の尾)
足湯ガーデンのハナトラノオ(花虎尾)です。日本には大正時代に観賞用として渡来した北アメリカ原産の多年草、フィゾステキア。育てやすいので、おなじみですね。
別名:カクトラノオ(角虎の尾)
キツネノカミソリはイノシシに荒らされたあとなんとか花を咲かせましたが、ダメージはあったようで見栄えはしません。今日見てみるとその奥に狸の剃刀(タヌキノカミソリ)が顔を出していました。これもヒガンバナの仲間です。
テマリタマアジサイが咲き始めました。タマアジサイは他のアジサイと違い、苞に包まれた蕾が裂けるように開花するのが特徴。特に咲き始めのタマアジサイは非常に美しい。
このタマアジサイはおそらくテマリタマアジサイ(手毬玉紫陽花)
大柿花山では、山全体の下草刈りが行われています。
草刈りが終わった場所には、所々に彼岸花が咲き始めています。このコーラルピンクの花は彼岸花の園芸種で品種は「リコリス・ヘイジャクス」のようです。
野草園のイノシシに荒らされた箇所には、イノシシよけのフェンスが設けられました。できればフェンスなどないほうが良いのですが、しかたありません。そのフェンス際に小さい花が咲いているのがヌスビトハギです。最後がアザミ、あらためてみると美しい色ですね。
黄色の早咲きのヒガンバナが咲き始めました、これはその最初の一株です。もうしばらくすると他の彼岸花も次々に咲くことでしょう。
夏の暑い時期はどうしても咲いている花の種類が少なくなりますが、レンゲショウマやキレンゲショウマは花期が長く今も咲いています。青空に白い花を咲かせているのがノリウツギ、その次が水引。最後の怪しい花は・・・実は、誰もがご存知のミョウガの花です。
黄色のこのような花は良くみかけるのであまり気にとめませんが、この花は何か違う。調べてみるとダイコンソウ(大根草)だとわかりました。ダイコンソウは下部の葉は羽状に裂け、それが大根の葉に似ていることから名づけられたようです。(写真では下部の葉は写っていません)
ダイコンソウの面白いのは花が散ったあとのイガ栗のような種子で、その先端が稲妻(Sの字)のように曲がっていることです。これでは動物などに引っかかりません。ところが熟すと先端の一部がとれて、ちゃんと釣り針のような形になる。つまり種子が熟してから動物に運ばせるという工夫があったのです。 参照→ アマナの里を守る会/ダイコンソウの種子
このような、名前のわからない花を、どうやって調べるているのか聞かれることがありますが、山草図鑑なども見ますが、インターネット上のサイトも重宝しています。例えば以下。
→四季の山野草:花弁の枚数、色、科などの絞り込み検索が便利
→植物図鑑・撮れたてドットコム:非常に詳しく、色、季節などの検索も可能
→野生植物図鑑:有毒植物、薬用植物に詳しい。
野草園の奥の少し薄暗い場所でモミジガサ(紅葉傘)が花をつけていました。地味ですがいかにも山野草の花といった雰囲気です。写真では所々に白い花がありますがヤブミョウガの花です。
午後の日差しの中で、ヘクソカズラ(屁糞蔓)の花が輝いていたので再掲載。中心部の深みのある赤、花の造りとも、やはり美しい。
身近に良くある草なので紹介するまでもないのですが、名前が面白いので掲載・・・たぶんハキダメギク(掃溜菊) でしょう。
なぜたぶんなのか・・・実はハキダメギクに良く似たコゴメギクという植物があり、写真だけでは、はっきりしません。後日確認しようとしましたがその時には跡形もなく除草されていました。というわけで「コゴメギクかハキダメギクのどちらかでしょう」が正しいと思われます。
大柿花山には10種類以上のギボウシがあると思われますが、区別が難しい。これは足湯ガーデン付近のギボウシの仲間。詳しくは確認中。