旧寒風山トンネル高知県側から、瓶ヶ森林道へと車を進めます。道の所々に急な沢が表れ、その沢の脇に小さな青い花が咲いていました。ミズタビラコ(水田平子)の花でしょう。
- ミズタビラコ
- ミズタビラコ
旧寒風山トンネル高知県側から、瓶ヶ森林道へと車を進めます。道の所々に急な沢が表れ、その沢の脇に小さな青い花が咲いていました。ミズタビラコ(水田平子)の花でしょう。
瓶ヶ森林道は、旧寒風山トンネル高知県側から、石鎚スカイラインまでの27キロメートルの林道。冬季は閉鎖され5~11月迄通行できる。愛媛、高知県境を走り標高が1100~1690mと高いため、とても眺めの良い道です。
コガクウツギはよく見るものの、今まで、なかなか ガクウツギ(額空木)を見ることができませんでした。今回、愛媛と高知の県境にある旧寒風山トンネルに向った時のこと、林道脇の少し暗い沢に「ガクウツギ」が咲いているのを見つけました。
ところどころに真っ白な蝶のような花が咲いています。葉も花もコガクウツギよりもあきらかに大きく堂々としており、運転中の車の中から発見できました。葉の鋸歯は細かく深い緑色。そう、これが 「ガクウツギ」なんだと確信しました。この写真を撮った所の標高はおよそ1000mくらいです。
撮影地:四国、寒風山トンネル~旧寒風山トンネル
さらに旧寒風山トンネルへに向かって山を登っていくと、道路脇に赤い花が咲いていました。おそらくヤブウツギだと思いますが・・。
ウツギの大木のように見える木の脇には、コツクバネウツギ(小衝羽根空木)が咲いていました。コツクバネウツギは白か黄色の花で、衝羽根が2枚程度であるのが特徴です。この時期はまさに空木の季節、ただし、ここは標高が高いので平地とは開花時期が違いますが・・・。
撮影地:四国、寒風山トンネル~旧寒風山トンネル
旧寒風山トンネルへの山道の途中に、思わず「ウツギの大木か」と思わせるような木がありました。花はエゴノキ科のハクウンボク(白雲木)に近い雰囲気ながら雄しべの様子が違うので・・・よくわかりません。
その後、調べてみたところエゴノキ科で日本に自生するのは以下の2属であり、
アサガラ属:アサガラ、オオバアサガラ
エゴノキ属:エゴノキ、ハクウンボク、コハクウンボク
この木は、西日本に分布するエゴノキ科のアサガラ(麻殻)という木のようです。樹高は10メートル位になるという。
花は白くて芳香を持つものが多く、観賞用に栽培もされる。日本にはエゴノキなど2属5種が自生し、栽培もされる。またエゴノキ属の数種の樹皮からは香料の安息香がとれる。
wikipedia:エゴノキ科
撮影地:四国、寒風山トンネル~旧寒風山トンネル
寒風山トンネルまでの道路脇には、たくさんのウツギだけでなく、所々にイボタノキの花も咲いていました。
イボタノキは、イボタロウムシというカイガラムシがつき蝋物質を出す。それから精製された蝋は白蝋と呼ばれ、蝋燭原料やワックスとして使われている。
四国の石鎚山に近い瓶ヶ森林道に出かけました。西条市から瓶ヶ森林道の入り口である旧寒風山トンネルまでの間には、たくさんのウツギが咲いていました。ところどころにハコネウツギやヤブウツギも咲いています。
写真のトンネルは寒風山トンネルといい全長5432m、無料の国道トンネルとしては日本最長です。このトンネルの標高は527m、さらにその脇から標高差にして約600m上の旧寒風山トンネルへと山道を上ります。
口粟野から横根山に向かう道の途中の中粟野で、山の縁にある大きな木が、いっぱいに白い花を咲かせていました。近づいて確認してみるとヤブデマリの大木でした。
栃木市の「宮の桜」が満開でした。実はここに来たのは初めてで、近くを通りかかったら凄い迫力の桜の帯があり、それが「宮の桜」と呼ばれているということを知ったのです。この桜は向こうまでどれくらい続いているだろう・・・軽く1kmは超えているでしょう。場所は永野川と東北道のクロスから北の堤防。