大柿花山のリコリス・コレクションも、そろそろ咲き終わりの時期が近づいてきたようです。今日見ることができた目新しい彼岸花は3種、その1つがこの深い赤の彼岸花。品種は「リコリス・マリアカラス」。
- リコリス・マリアカラス
- リコリス・マリアカラス
- リコリス・マリアカラス
大柿花山のリコリス・コレクションも、そろそろ咲き終わりの時期が近づいてきたようです。今日見ることができた目新しい彼岸花は3種、その1つがこの深い赤の彼岸花。品種は「リコリス・マリアカラス」。
大柿花山の彼岸花群落は、おもに野草園の周辺ですが、気が付きにくい群落が野草園の奥の杉林の裏側にあります。山の斜面と杉に囲まれ、ちょうど「彼岸花の谷」を歩いているような感じの場所です。
この 「彼岸花」 群落の見頃は今。足元にはキバナアキギリが咲き、野草園の彼岸花群落 が見下ろせるポイントもある美しい場所です。
この場所まで2~3分です、道順を説明しましょう。
今日の野草園の彼岸花群落の様子です。9月24日現在、ほぼ咲きそろいました。よく見るとその中に白花の彼岸花が数株混じって咲いていました。
野草園のヒガンバナ群落の反対側には、雑草が繁っているように見える草むらがありますが、そこにはツリガネニンジンやヤマジノホトトギス、ミズヒキなど秋の野草が花をつけています。
この彼岸花は「リコリス・アルビフローラ」と呼ばれている品種です。野草園入り口付近で咲いていました。咲きかけの花弁がピンクに染まっているのが美しい。
品種は「リコリス・チェリーピンク」。その名の通りのイメージで淡いピンクの花を咲させていました。写真は野草園入り口のところに咲いていた株です。
鮮やかな色彩の彼岸花が多い中にあって、これは珍しく地味めの「柿色の花」とされる彼岸花です。見てみると確かに「柿色」という感じでした。この花の品種は「紅早生」。
淡い黄色の彼岸花で、花弁が先のほうまで太いのが特徴かもしれません。品種は「リコリス・カルドウェリー」。
「リコリス・オオスミ」は、咲き始めは黄緑のスジが目立つ白に近い花ですが、日が経つにつれて「びわ」のような淡いオレンジ色に変わる品種。この写真は咲き始めです。
追記:10/1の写真、写真ではわかりにくいかもしれませんが、淡いオレンジ色に変化しています。
関連:アケボノショウキラン
レンズを近づけてみると男性的なオトコエシの実に対し、女性的なオミナエシ(女郎花)の実という感じに見えないでもない。
男郎花(オトコエシ)
オミナエシ(女郎花)
開花が遅れていた、古来から日本にある種類の 「彼岸花」 が見頃になりました。曼珠沙華とも呼ばれますが咲きそろうのはもう少し先です。咲き始めの花を見るなら今がお薦め。
23日の秋分の日、今週末(9月25日~26日)にはさらに多くの彼岸花が開花する見込みで、この時期が一番のお薦めです。遅めに咲き始める群落もあるので翌週末(10月2日~3日)でも楽しめると思われます。しかし、彼岸花の花期は短かいので10月初旬で見頃が終わるでしょう。
大柿花山には真っ赤な「彼岸花」以外にも、リコリス・コレクションとして、色とりどりの園芸種の彼岸花(リコリス)が植えられています。こちらは8月末から咲いており、品種ごとに次々と開花しています。
リコリス・コレクションは、コース2番から4番、5番への平坦な道の脇にあります。
クリーム色の花弁にピンクの筋が可愛らしい彼岸花。品種は「リコリス・ニアホワイト」。隣で咲いているのは玉紫陽花、アジサイと彼岸花が一緒に咲いていることもあるわけですね。
クロームイエローの彼岸花。品種は「リコリス・オーレア」。花弁の先端が強く反り返り、まるで「タコの足」のよう。