「ガマズミ」が白い花を咲かせていました。葉先が鋭く尖っていて、葉先に近い方が幅が広いことから、これは「ミヤマガマズミ」と思われます。ミヤマガマズミはガマズミよりも咲く時期が早いことでもガマズミと区別できます。
- ミヤマガマズミ
- ミヤマガマズミ
- ミヤマガマズミ
- ミヤマガマズミ
- ミヤマガマズミは、葉先が鋭く尖っていて、葉先に近い方が幅が広い
- ミヤマガマズミ
「ガマズミ」が白い花を咲かせていました。葉先が鋭く尖っていて、葉先に近い方が幅が広いことから、これは「ミヤマガマズミ」と思われます。ミヤマガマズミはガマズミよりも咲く時期が早いことでもガマズミと区別できます。
大柿花山の中腹に白い棒状の花をつけている木あります。確認したところウワミズザクラでした。ウワミズザクラは杏仁子(あんにんご)とも呼ばれ、各地の山野に自生しているようです。おそらく山で見ているはずなんですが、記憶には残っていません。
実は中腹にあるウワミズザクラより大きな木が駐車場の脇にあります。以下はそのウワミズザクラの写真です。
夏にはこの木に赤い実がつき、香りの良い果実酒が作れるそうです。
山野草の写真を撮っていると地面ばかり見ているので、先日、見上げた朴の木の葉がとても爽やかに見えたのでしょう。大柿花山の入り口付近で空を見上げると、ハチの羽音とともに小さな淡い黄色の花が木いっぱいに咲いていました。これはナツグミの木で、やがて食べられる実がつきます。次の写真はモクレン
大柿花山の中腹を歩きながら上を見てみると、藤の花も咲いていたことに気づきました。そしてもう1つ、最後の写真のように、白い棒状のブラシのような花を咲かせている木があります。この木が何かご存知ですか?
タチシオデにもカメラを近づけてみました。このタチシオデの花も、ぶどうくらいの大きさでありながら非常に精巧な作り、そのバランスも見事です。
タチシオデ(立牛尾菜)はシオデに似ていて、生長初期に立ち上がるのでタチシオデなのですが、それだけで区別するのは困難です。タチシオデの葉は薄くて光沢がなく裏面が粉白色、そしてシオデの花期は7~8月であることで区別できそうです。春先に出る若芽をゆでて食べるとうまい。
カメラを花に近づけてみると、花は非常に緻密にできていることに驚かされます。その色や形の美しさは人が作った手工芸品を遥かに超える完成度としか思えません。さて、これらの写真が何の花なのか、わかりますか?最初は春の空に白い花を咲かせる木です。
もう1つは爽やかな青紫色の花
見学コースから少しはずれますが、温室のすぐ脇でライラックの花を見ることができました。ライラックという色は知っていても、花を見たのはこれが初めてです。なるほど、この花の明るい紫色が「ライラック」なんですね。
Web上では一応■■ライラックはこの色■■ということになっています。実際の花の色とは随分違うような気がします。ただし、花の色は写真なので色調がうまく伝わるかどうか・・・。
足湯ガーデンのすぐ西にテンナンショウ属の芽が出てきました。5月4日現在はご覧の通りですが、これが成長するとどの種類になるのか、今はわかりません。テンナンショウ属の芽だけに・・・その柄が不気味です。
追記:5月6日の写真が左、右は5月12日。
スズランが咲いていました。広く親しまれている花ですが、通常花壇などで見ることができるのはこのドイツスズラン。
全草に毒性があり、特に花や根は非常に強い毒性を持つ。
ニオイガマズミ(匂い莢迷)が咲いていました。その名の通り良い匂いがします。
似た花:オオチョウジガマズミ
野草園の脇にヤマオダマキ(山苧環)が咲きはじめました。このオダマキは青森に自生する野生種とのこと。
オダマキは毒成分プロトアネモニンを含むので、切り口から出る乳液が皮膚につくとかぶれることがある。
青森に自生する野生種として紹介したヤマオダマキ(山苧環)は淡いからし色の花弁ですが、このオダマキは白色の花弁なので種類が少し違うのかもしれません、この他にも花弁の色、背丈の違うオダマキがいくつかあります。
野草園の入り口の右にはオオデマリ(大手毬)がありますが、左には日本原産のヤブデマリ(藪手毬)の小木があります。オオデマリはこのヤブデマリの園芸品種なので、この2つは近縁。
スノーボール
スノーボールは温室売店にあったもので、オオデマリによく似た花を咲かせます。写真では咲きかけのため淡い緑をしていますが、まもなく白に変わります。オオデマリも咲きかけの時は淡い緑色で、スノーボールもオオデマリもスイカズラ科、カマズミ属なので近縁種です。このスノーボール、庭に植えるには良いかもしれません。