幹に独特の翼があるので ニシキギ(錦木)を見分けるのは簡単です。そのニシキギが花を咲かせていました。花は淡い緑でワイシャツのボタンよりも小さいくらいのサイズです。
- ニシキギ
- ニシキギ
- ニシキギ
- ニシキギ
・・・しかしここまでくると、ちょっとマニアックすぎるかもしれません。くれぐれも、これだけを見るために訪れる、などということはなさらないようお願い致します。地味すぎて・・怒りの矛先が私に向かないとも限りませんから。 井伊
幹に独特の翼があるので ニシキギ(錦木)を見分けるのは簡単です。そのニシキギが花を咲かせていました。花は淡い緑でワイシャツのボタンよりも小さいくらいのサイズです。
・・・しかしここまでくると、ちょっとマニアックすぎるかもしれません。くれぐれも、これだけを見るために訪れる、などということはなさらないようお願い致します。地味すぎて・・怒りの矛先が私に向かないとも限りませんから。 井伊
つい先日までは、キバナカタクリやエンレイソウ、シャクナゲで賑やかだった野草園。今は、すっかり静まり返り雑多な草に覆われています。そんな中にエゾチチコグサが可愛らしい花をつけていました。こしかし、数株のみなので試験的に植えられているものかもしれません。
今後、野草園はキバナカタクリの葉が枯れるのを待って草刈を行うのだそうですが、刈る草と刈り取らない草を区別しながらの作業はたいへんそうです。
セリバヒエンソウがぽつんとひと株。セリバヒエンソウは明治時代に渡来した中国原産の帰化植物で、近年勢力を拡大しているらしい。
花は美しいのですが、繁殖力は強いようです、ここでは駆除対象。
キンポウゲ科、デルフィニウム属
この山に自生するキンラン(金蘭)が咲いています。数株しかありません、手を触れずそっと観察しましょう。
キンラン自生地では、キンランはコナラなどの樹木の根に共生する特定の菌根菌を介して生育に必要な養分を得ているようで、その条件下でないと生育できない。つまり、たとえ保護のために移植したとしても単独では生育出来ず、いずれ枯れ死させてしまうことになります。ここに限らず自生しているキンランは、その場所でないと生育できないところに、キンラン保護の難しさがあるようです。
初夏の林で目を引く艶やかなカエデの実(翼果)。葉の形から「ウリカエデ」だろうか。
葉が切れ込まず卵形のカエデはまずウリカエデと考えてよい。葉形がよく似たものにカラコギカエデがあるが,こちらは縁に不規則な切れこみがある。木肌が瓜の色合いに似ていることからこの名があるが,ウリハダカエデのような紋はない。
ウリカエデ【植物図鑑・撮れたてドットコム】
赤花のニセアカシアが咲きはじめました。ニセアカシアは通常白で、赤花は珍しいようです。ニセアカシアの蜂蜜は良質で、花も可愛らしいものの・・・ニセアカシアの生命力が強すぎることが問題となっています。ニセアカシアは、その周囲に広範囲に新芽が出てしまうため、大柿花山ではみつけしだい除去しているそうです。現在この一株だけに抑えられていますが、将来的には伐採するかもしれないとのこと。
地下に伸びた根からの萌芽、実による繁殖とも旺盛なため、環境省が定める要注意外来生物リスト:植物(一覧)に別途総合的な検討を進める緑化植物としてリストアップされている。
ウツギシリーズは続く・・・
山の中腹から上のほうのトレッキングコースの両脇に、先月末ごろから小さな丸いつぼみをつけている植物がたくさんありました。咲いた花で確認してみるとコゴメウツギでした。なるほど、膨らんだ丸いつぼみはまさに「小米」ですね。
バラ科コゴメウツギ属
田植えの時期に花が咲く地域では「田植え花」としても知られるタニウツギの花。ここ栃木ではちょうど田植の時期ですが、そう呼ばれているかどうかは未確認。
上の写真はタニウツギかと思って撮ったのですが、オオベニウツギのようです。
開花期が田植えシーズンと重なる地域では、田植え花とか、早乙女花等と呼んでいる。サオトメバナは、花を取って開いた方を下にして水に浮かべた様子を早乙女が菅笠をかぶって田植えしている姿に例えたものであるという。
5/25追記:最初の写真のように白で咲き始めましたが、今日見てみると赤に変化し紅白混合で咲き揃いました。品種は未確認。
これは斑入り品種。
コガクウツギが3種類咲いていました。コガクウツギ(小額空木)は、黄緑の葉の間に白い花が散らばったように咲き、花弁の形は不安定なようです。
ヤエノコガクウツギ(八重の小額空木)
ヤエノコガクウツギは、1つの花の大きさは100円玉くらいなものの、とても美しい花。咲き始めは淡い緑色でその後白に変化しますが、その変化はオオデマリの色の変化に似ています。ヤエノコガクウツギは現在咲き始まったばかり。
最後はコガクウツギの斑入りと思われますが、足湯ガーデンにあるものです。写真では濃い紫色の葉も写っていますがこれは葉焼けによるものだそうです。
ユキノシタ科
ウツギ(空木)よりもひと足先にヒメウツギが咲きそろいました。ウツギはまだ小さなつぼみの段階です。写真は足湯ガーデン横のヒメウツギ。
最初の写真は、たぶんあの花のつぼみだろうという見当はついていますが、他の2つはなんでしょう。植物の一部か、それとも別の生命体なのか・・・。
ヒトリシズカの花穂は普通1本なので、フタリシズカの花穂は2本かと思ったら・・・数本ありました。
写真のフタリシズカは日当たりの良い場所に育っったためか、「静か」といより「元気いっぱい」という感じで、フタリシズカという言葉のイメージからは遠いかもしれません。
ヒトリシズカに対し、花穂が2つ、というのが良く言われる理由ですが、実際には穂が1~5本とまちまち。正しくは静御前とその亡霊の舞姿を2本の軸にたとえたことからだそうです。