アメリカでは自生しているカルミアと呼ばれるシャクナゲです。花よりも、星型のつぼみが面白く、まるでアポロチョコレートよう。「いかにもアメリカ」という感じがしますね。
- カルミア
- カルミア
- ピンクのカルミア
- ピンクのカルミア
野草園の入り口には白、足湯ガーデンや山にはピンクの品種がありました。大柿花山によれば、この他に赤の品種があるとのことですが、どこにあるのか私も知りません。
アメリカでは自生しているカルミアと呼ばれるシャクナゲです。花よりも、星型のつぼみが面白く、まるでアポロチョコレートよう。「いかにもアメリカ」という感じがしますね。
野草園の入り口には白、足湯ガーデンや山にはピンクの品種がありました。大柿花山によれば、この他に赤の品種があるとのことですが、どこにあるのか私も知りません。
フタリシズカは日陰に自生しているものに限る
フタリシズカの花穂は2本?とは限らず、数本あることも多いとして以前フタリシズカを紹介しましたが・・・、
穂がちゃんと2本の、いかにもフタリシズカ(二人静)というイメージの株がありました。このフタリシズカは檜林の日陰の湿地に自生していたものです。生育条件によって花穂の数、葉姿とも変わるようで、日陰の痩せている土地のほうがイメージ通りになるのかもしれません。
大柿花山の見晴らし台付近などに、ブルーベリーの実のような花を咲かせている木があります。調べてみるとナツハゼの木でした。やがてこの木にもブルーベリー同様に丸い実がつきます。写真は5月26日と6月1日に撮影。
この時期のブルーベリーはというと、こんなに実が大きくなっていました。
今、山のあちこちでヤマボウシが咲いています。葉が雨に濡れて枝が重そうにたわんでいます。
カラタネオガタマの木というのを初めて聞き、見てみると良い匂いのする花が咲いていました。調べてみるとバナナのような匂いとのことでしたが、そうだったかどうか覚えていません。あとで確認してみます。ただし、この写真はコース中の木ではなく農園のハコネウツギの隣で移植待ちの木です。
後日匂いをかいでみたら、確かにバナナのような匂い、それも本物のバナナよりより強力な香りでした。山にもカラタネオガタマはあるのを確認していますが、花が地味なので発見するのは難しいかもしれません。もしコースを歩いていてバナナの匂いがしたら、周りを見渡すと良いでしょう。
実は紹介したほうが良いかどうか微妙なものとか、一般受けしそうにないもの、あるいは大柿花山に関連が少ないものの場合は個人名「井伊」で投稿しています。・・・というわけで、井伊の記事は参考程度に御覧下さい。
ハコネウツギ(箱根空木)は咲き始めが白で、しだいに紅色に変わるため、紅白の咲き分けのように見えるのようです。こちらはハコネウツギでしょう。
オオベニウツギ(大紅空木)
もう1つ別の株では・・、この花を最初に見た時は蕾だけが薄い紅色で花はほぼ白でした。その後見にいってみたら、写真のように紅白の咲き分けのようになっていました。オオベニウツギ(大紅空木)、あるいはその園芸品種だと思われますが確かではありません。
ハコネウツギは、大柿花山の山に何本もありますが、写真はこの時点で花つきの最も良かった農園で撮影したものです。
夏蝋梅だけでなく、夏椿というのもあるんですね。確かに椿に似た花を咲かせています。それもそのはず、ナツツバキもちゃんとツバキ科の落葉樹でした。
ただしこのナツツバキはトレッキングコースにはなく、大柿花山の農園にあるので観賞用として植えられていないようです。また、白花の夏椿は大柿花山温室横にありますが、こちらは小さな蕾をつけているものの花はまだ先、開花時期や全体の雰囲気も違うので、白花の夏椿とは別の種類にも思えます・・・。
調べてみると見た目が、ヒコサンヒメシャラ、桃色ナツツバキ、に似ていますがその区別がはっきりしません。
足湯ガーデンにナツロウバイの花が咲いていました。大きな葉の間に咲くので、写真ではわかりにくいのですが、5~6センチもある大きな花です。
雨上がりに似合う花といえば、やはり「あじさい」でしょう。アジサイと名がつく植物で一番最初に咲いたのがこの「コアジサイ」。他のアジサイと違って装飾花(花びらのように見える部分、実はガク)がありませんが、少し離れて眺めると薄紫色に見える繊細な花であることがわかります。
山で見る「コアジサイ」は、あまり目立ちませんが山のあちこちに沢山あり、とても良い匂いをあたりに漂わせています。
雨上がりの午前中、地面に白い花が散っていました。見上げると エゴノキの花が満開でした。
エゴノキは緻密で粘り気のあるので将棋のこまなどの素材となるが、果皮には著しい苦味があり有毒。有毒成分は果皮に10%含まれるエゴサポニン。
ミヤマナルコユリに少し遅れて、ナルコユリ(鳴子百合)の蕾も膨らんできました。ミヤマナルコユリと違って花は一列に並んでおり、稜線(りょうせん)もほとんどありません。また、ナルコユリは、アマドコロよりほっそりとした葉でユリに似た形です。
丸い茎でほっそりした葉、一列に花が並ぶのがナルコユリ。
ナルコユリは足湯ガーデンでも見ることができます。
ナルコユリの蕾がふくらんできたので、比較しようと思いアマドコロを探しました。葉姿が少し悪いのが残念ですが・・・。
アマドコロはナルコユリに似ていますが、葉がナルコユリより丸みが強いことと、茎に筋が入っている(稜線)ことで見分けられます。「アマドコロ」の名は、根茎がトコロ(オニドコロ)に似ていて、トコロが苦くて食べられないのに対し、これは甘味があることからつけられたようです。