旧寒風山トンネル付近で、白い綿状のものが積もっているかのような光景に出会いました。良く見ると綿の中に小さな黒い種子が入っています。調べたころ、ヤマヤナギの雰囲気に近いのですが・・未確認。
撮影地点:旧寒風山トンネル付近、海抜約1100m
旧寒風山トンネル付近で、白い綿状のものが積もっているかのような光景に出会いました。良く見ると綿の中に小さな黒い種子が入っています。調べたころ、ヤマヤナギの雰囲気に近いのですが・・未確認。
撮影地点:旧寒風山トンネル付近、海抜約1100m
タチドコロは雌雄異株、株によって雄株と雌株があります。
タチドコロの雄株
タチドコロの雌株、雌花
久々に良い天気に恵まれ、雲ひとつない青空です。
気温がそう高くなかったこともあり快適に山歩きが出来ました。
ウツギ、ネジキ、ナツハゼ、など
ネジキ(捩木) が白い花が咲かせていました。花はドウダンツツジにも似ているところなど、やはり「ツツジ科」の植物です。
「ツツジ科」の植物だけに
葉にはリオニトキシンという毒がふくまれており、動物からの食害を受けない。
この毛の生えた丸いものはいったい何かと思ったら、 ヒメコウゾ(姫楮)の雌花が咲いたあとの果実のようです。
果実は集合果で直径1cmほどの球形、初夏に橙色~赤色に熟す。クワと違って熟しても黒くはならない。甘いが、花柱が残るためざらつき、あまり美味しくない。クワの実のような果樹としての価値はない。
植物の生態散歩 / ヒメコウゾ(姫楮)
薄いピンク色のヤマボウシが光に透けて綺麗でした。
コアジサイは花の色が淡い紫色から白まであるとされていますが、野草園の東の斜面にほとんど白に見えるコアジサイがありました。
以下は、比較用の淡い紫色のコアジサイ。コアジサイは園内全体にありますが、その多くがこの淡い紫色でした。
野草園の東の斜面などでサラサウツギが咲き始めました。園芸種かと思うくらいの美しい花ながら自生もあるようです。
花びらの外側がピンクで内側が白の八重咲きのウツギ。この色あいが更紗模様に見えることから、 サラサドウダン や ベニサラサドウダン と同じ名前が付く。多くが園芸種として流通しているが シロバナヤエウツギ と同じく自生もあるとのこと
40分コースの途中に濃い紅色のつぼみから、ピンクの花を咲かせている木があります。つぼみの雰囲気はサラサウツギにも似ていますが、花は一重でまったく違います。調べたところウツギ・マギシェンが近いようです。
ウツギ・マギシェンは、ウツギの園芸品種で、紅花梅花ウツギや赤花ウツギの名で流通しているようです。しかし、バイカウツギ(梅花空木)の仲間とは違います。
見るからにツクバネウツギの仲間。しかし、ツクバネウツギより小型でツクバネ(花のつけ根にあるガク)が2枚しかありません。ツクバネが2枚なのはコツクバネウツギ(小衝羽根空木)ですが、花は白か黄色なのでこれとは違います。
アベリア・エドワードゴーチャー
調べたところ、この花はツクバネウツギとタイワンツクバネウツギの交配種である通称アベリア(ハナツクバネウツギ)の園芸種、アベリア・エドワードゴーチャーと思われます。・・・ただしこの花は大柿花山の温室で私が買ったものです。山にもありますが、私が知る限り観察用の1株だけです。
ヤエノコガクウツギ(八重の小額空木)が咲き揃っていました。花の写真だけだと球形に咲いたものは、オオデマリやスノーボール、アジサイの咲き始めにも見えるかもしれませんが、それほど大きいわけではなくコデマリ程度の小ささです。
場所によっては、アジサイが咲き始めています。咲き始めの淡い色が初々しいですね。たぶんこれは早咲きの品種でしょう。
この季節、トレッキングコースを歩いていると、時々とても爽やかな花の匂いがします。それがコアジサイの匂いで、コアジサイを目で見つける前に匂いで気づくほどです。