まだ咲きかけのヤマボウシの花。花とは言っても花びらに見える部分はガクで、淡い緑色をしています。完全に展開うすると白に変化し、遠くからでも「ヤマボウシ」とわかるようになります。
初夏
2011年5月14日
咲きかけの ヤマボウシ(山法師)
この季節、木全体に白い花をつけ、遠くからでも目立っているのはおそらくミズキ(水木)でしょう。ここ大柿花山にも大きなミズキの木が何本かあります。
花と葉だけを見ると、一見ミヤマガマズミにも見えないこともないのですが、少し離れてみると層状に白い花がつくミズキとは花の付き方が全く違うことがわかります。
カマツカがないかと探していたら、カマツカはまだ見つかっていないのですが、16番付近に、たくさんの白い花が咲いている大きな木がありました。調べてみると「アズキナシ」のようです。
アズキナシは5月初旬から咲き初めていました。秋になると赤い実がつきますが、その実が小豆くらいの大きさで、ナシのように斑点があることから「アズキナシ」。また、葉の側脈が等間隔でハカリのようなので、別名「ハカリメの木」と言われているようです。
アズキナシ(小豆梨)は、バラ科ナナカマド属
八重咲きコデマリが咲いていました。花だけを見るとシジミバナにも似ていますが、コデマリの花は球型に咲きます。
足湯ガーデンのヒメウツギ(姫空木)が真っ白な花をびっしりとつけていました。
サラサドウダンが咲いていました。サラサドウダンの「サラサ」は花の縦縞が更紗模様のように見えることから。
トレッキングコース2の両側にシャガ(射干)が咲いていました。
2011年5月13日
ツツジ、サツキ、シャクナゲ
園内のあちこちで今、ツツジ、サツキ、シャクナゲなどが咲いています。
写真提供:大柿花山
2011年5月12日
シロバナエンレイソウ(白花延齢草)
杉林の下の湿地エリアに、紫色のエンレイソウが咲いていました。この紫花はムラサキエンレイソウ (紫延齢草)と呼ばれることもあるようなのですが・・・。
下の写真は2日後の5月14日に撮影したもの。
シロバナエンレイソウは通常白の花弁です。しかし、開花から日が経つと花弁が赤みを帯びることがあるとされているため、名前はシロバナエンレイソウのままで良さそうです。
すべてのシロバナエンレイソウがムラサキに変化するわけではなく、シロバナのまま咲き終えることが多いのでしょう。逆に開花時からムラサキ色の場合もあります。また、変化する場合でも、その濃さはまちまちのようです。
別名:ミヤマエンレイソウ
雨上がりの山を歩いてみると、少し暗めの木々の中に意外にもカラフルな花の姿を見つけるかもしれません。ただし、足元が悪いので、いっそ長靴を用意してしまうのも手でしょうね。
以下の写真は大柿花山、大出氏の撮影によるものです。左から、これから咲き始めるヤマボウシ、クレマチス、八重のコデマリ、オオデマリ、モミジ、ヤマオダマキ。
シラー・カンパニュラータ、斑入りギボウシなど・・。
雨にぬれても・・ と言えば、1969年に公開された『明日に向って撃て!』の挿入歌「雨にぬれても」なのですが、ご存じない世代の方も少なくないでしょう。
2011年5月11日
オオデマリ(大手毬)
野草園入り口右側のオオデマリが咲きそろっていました。(5月11日)
5月14日の写真を追加
5月16日には、この通り。花の見頃は短いものです。
2011年5月6日
大柿花山 5月5日
大柿花山 5月5日
ツツジ、サツキが咲き始めました。
左から、ウワミズザクラ、常盤万作、チョウジソウ。
ユリ科の花では、オオバナノエンレイソウ、ミヤマナルコユリ、斑入りアマドコロ。
シラー・カンパニュラータはさらに勢いを増し、
ヤマオダマキも咲き始めました。
これらの丸いかたまりは、左からタチシオデ、タンポポ、コデマリ。最後の写真はシャガです。
写真提供:大柿花山