この季節、道ばたに普通にあるトゲがないアザミ。山ではほとんど見かけません。
初夏
2011年5月31日
キツネアザミ(狐薊)
2011年5月28日
マユミ(真弓)
マユミの花が咲いていました。花はニシキギに良く似ていますが、雨上がりに撮ったため花の様子がわかりにくい。
草丈が高く剛毛が生えているキク科の花。総苞も毛が目立ち男性的な雰囲気です、調べたところコウゾリナ(顔剃菜)のようです。
近縁のミヤマコウゾリナは、黒い総苞と黄色の花とのコントラストが美しい、一度見てみたい。
2011年5月27日
ヤマボウシとコアジサイ
ヤマボウシやエゴノキが見頃です。白い花を探しながらコースを歩いているとタニウツギなどのピンクも目を楽しませてくれます。
時々、甘い香りがすることがありますが、それはたぶんホウノキの花。爽やかな香りならば「コアジサイ」でしょう。スイカズラを見つけたら、その匂いもかいで見てください。
(左からホオノキ、スイカズラ、最後はバナナの匂いのオガタマの木)
コアジサイの匂いを楽しむ
この時期は「匂いを楽しむために歩く」というのも良いかもしれません。現在、多くのコアジサイが咲いています。
アジサイの季節ももうすぐ、ヤマアジサイはまもなく咲き始めます。ウツギの蕾も膨らんでいました。シモツケも、もう少しで花を咲かせそうです。
※ 今週末は雨が予想されています。 エゴノキやヤマボウシは雨上がりでも美しいのですが、足元が悪いかもしれません、いっそ長靴でお越しください。
野草園にあるクマシデ(熊四手)が、ホップのような形の実をぶら下げていました。
似た植物:イヌシデ
野草園の采配蘭が蕾をつけていました。この褐色のものが蕾なのですが・・・とても「つぼみ」には見えません。
その4日後、花を咲かせていました。(5月31日)
この毛の生えた丸いものは、ヒメコウゾ(姫楮)の雌花です。
オレンジ色の木苺が塾していました。葉の形がモミジに似ているので、モミジイチゴ(紅葉苺)でしょう。
食べられます。少し甘みがあり美味しい。
バラ科キイチゴ属
キリ(桐)が淡い紫色の花をつけていました。桐は成長が早く、この花を近くで見ることが少ないので、どんな花だったか記憶が曖昧でした。
レンズを通してみると美しく立派な花、家紋に使われるのもなるほどと、うなずかされます。
大柿花山の庭石に張り付いている黄色い花は、ツルマンネングサ(蔓万年草 )でしょう。
赤味を帯びたつる性の茎。葉は扁平で先がとがり普通3輪生する。
ベンケイソウ科 マンネングサ属
スイカズラ科の主宰とも言うべき「スイカズラ」が花をつけ始めました。どうして白い手袋のような面白い形の花にしたのか、スイカズラ自身に聞いてみたいものです。
翌日、 スイカズラの花はこのように黄色に変わっていました。この黄色と白が混じって咲いているのを金と銀に見立て、キンギンカ(金銀花)という美しい別名も持っています。(5月28日追記)
別名:キンギンカ(金銀花)、ニンドウ(忍冬)
遠目には新芽か赤い花でもつけているのかと思いましたが、大柿花山に確認したところ「アオダモ」だそうです。
アオダモは初夏の風を受け揺れていました。赤い色はアオダモの翼果で、ウリカエデの翼果の色にも似ています。