今、ヤマアジサイ(山紫陽花)が見頃になっています。素朴なヤマアジサイも味わい深いと思うのですが、いかがでしょう。西洋アジサイも咲き始めました。
初夏
2011年6月17日
ヤマアジサイ(山紫陽花)
今ならこのようアジサイを見ても驚きませんが、「シチダンカ」のオジリナル品種が発見されたのはわずか50年くらい前のようです。
江戸時代末期に「シチダンカ」という紫陽花の品種があったが、絶滅したものとされていた。ところが昭和34年に六甲山で発見され、日本中に広まった。この発見がなければ、私たちはシチダンカの流れを受け継ぐこれらの花を見られなかったかもしれない。
オカトラノオが咲き始めました。花にレンズを近づけてみると、それぞれの花もなかなかきれい。
タチカモメヅルに似ますが、どうも花の色が納得できない。
タチカモメヅルの花は赤紫色、アオタチカモメヅルの花は緑色ですから、ちょうどその中間型にも思えるのですが・・・わかりません。
いくつかの別の株の花の写真を比較してみると、中心部だけが赤紫のものや、全体が赤紫がかっているものなど、株によってばらつきがあります。
※追記 タチカモメヅルではなく、ナガバクロカモメヅル(長葉黒鴎蔓)の可能性が高そうです。(2012年7月14日)
この葉はオクモミジハグマだろうか、と眺めていたら・・・その近くに黒と赤というモダンなカラーリングの虫がいることに気づいた。調べてみるとホタルの仲間のオオオバボタルのようです。
オオ・オバボタルはオバボタル(姥蛍)に似ていてより大きい種類。ホタルの仲間ではあるものの、ほとんど光を発しない種類のよう。
成虫4頭を1週間室内飼育した結果、かすかな光であるけれども、羽化後も発光することを確認した。陸生ホタル生態研究会 / オオオバボタル
※ 但しオオオバボタルとオバボタルの区別に自信はありません。この写真がオバボタルである可能性もあります。
ケナツノタムラソウ(毛夏の田村草)は、ドンと突き出したオシベと毛深い「毛」が特徴。オシベが突きだしていないなら、それは秋の田村草(アキノタムラソウ)かもしれない。
花の色は淡い青紫
別名:ミヤマタムラソウ
ハエドクソウ(蠅毒草)が花を咲かせ始めました。ハエドクソウの花はとても小さく、下から上に順々に開きます。
少し暗めの湿った所がお気に入りのようで、そんな場所にはたくさん生えていました。
トレッキングコース脇に金糸梅の園芸種ヒドコートが咲いていました。
2011/6/26 タイトルを金糸梅、ヒドコートに修正(太輪金糸梅と表記していましたが太輪は誤りで、正しくは大輪です。)
此花は Hypericum patulum cv. Hidcote ヒペリカム・ヒドコート を、
昭和53年の日本花卉のカタログに、大輪金糸梅として掲載されていました。
OHMY
キイチゴの実が熟しておいしそうです。トレッキングコースの所々に赤い実がありますが、そのほとんどがたぶんニガイチゴ(苦苺)だと思います。
キイチゴの実はすべておいしく食べられる・・はずです。
バラ科キイチゴ属
ドクダミが花をつけるのはこの時期。葉がカラフルなのは「カメレオン」という品種ですが、所詮ドクダミじゃないの・・・と言われてしまうと、その通りかもしれない。
足湯ガーデンのオオヤマレンゲ(大山蓮華)が花を咲かせていました。
山の峰に近いコースを歩いていたら、遠くにスラリとした動物の姿が。もしかして「キツネ」と思い、じっと様子をみていましたが、まもなく走って行ってしまいました。
- 野生のキツネ
- 野生のキツネ
ホンドギツネ
世界的にはアカギツネ、日本に生息するホンドギツネとキタキツネはその亜種のようです。キタキツネは北海道や樺太に生息、それ以外の地区で見かけるキツネは「ホンドギツネ」ということになる。