この時期「この黄色い花は何」と一番多く聞かれるのが金糸梅の園芸種 ’ヒドコート’です。キンシバイに比べて花が大きく上向きに咲きます。
初夏
2012年6月23日
金糸梅 ’ヒドコート’
園内のところどころで見かける「ドンと突き出したオシベ」と毛深い「毛」が特徴の花は、ケナツノタムラソウですね。花の色は淡い青。
別名:ミヤマタムラソウ
2012年6月14日
大柿花山 2012.06.14
この季節の大柿花山は、ヤマアジサイとサツキでしょうか。素朴な味わいのあるヤマアジサイを見るなら今、シチダンカも咲いています。早咲きの西洋アジサイも咲き始めていますが、全体として花はやや少なめです。
西洋アジサイが見頃になるのは、来週末の23日あたりと予想しています。
ヤマアジサイの中でも特に美しいシチダンカ(七段花)が咲いています。
江戸時代末期に絶滅したとされていた「シチダンカ」であったが、昭和34年に六甲山で再発見され、日本中に広まったとされる。
5月下旬に毛むくじゃらの蕾をつけていたヤブムラサキが、花を咲かせていました。
花はいっせいに咲くわけではないので、美しい花を撮るには咲き始めでないと難しいかもしれません。
チョウセンキハギ(朝鮮木萩)が咲いていました。
原産地は名前の通り朝鮮半島の南部と中国の東部。日本でも、対馬の北部に自生するものがあるが、絶滅危惧II類(VU)とされる
似た花:ケハギ、ヤマハギ
この山に自生するオオヒキヨモギ(大引蓬)が大きくなっていました。黄色の花をつけ始めるのは8月初旬頃、8月中旬には多くの株が花をつけるでしょう。
注!ヨモギではありません。
この姿がキク科の「ヨモギ」に似ているから名前にヨモギがつくのですが、オオヒキヨモギはゴマノハグサ科であり他人の空似のようなもの。
2012年6月13日
シモツケソウ(下野草)
足湯ガーデンに、濃いピンクのシモツケソウ(下野草)が咲き始めました。
ツクバネが大きくなっていました。このツクバネがあるのは15番からと16番方向に少し下った所。
ナガバハエドクソウ(長葉蠅毒草)が花を咲かせ始めました。花は下から上に順々に開くため、もうすこしあとのほうが咲いているという雰囲気が出そうですね。
アカショウマの葉にとまっている背に赤い斑紋が2つある黒い虫、赤い斑紋が気になり、もしかして蛍の仲間かと思って調べてみたら・・正解でした。
これはホタルの仲間のカタモンミナミボタルのようです。大きさは米粒より少し大きいかなという程度で、非常に小さな虫です。
この種は、人里附近の草むらから山地の林道端や林内まで広範で多様な自然環境に適応して生息しています。
日本産ホタル科の全図鑑/カタモンミナミボタル